玄米の炊き方

【材料】玄米3カップ、水4.5カップ、塩小さじ1。

【作り方】
●玄米を洗ってに入れて水を加え、6時間以上浸けておく(浸ける時間は季節によって調節。寒いほど長く)。
●塩を入れてかるく混ぜ、中火にかける。沸騰したら弱火にして40分炊き、火を止めてそのまま10分蒸らす。

【メモ】よく水に浸けて、炊く時に塩を入れるのがおいしい玄米を炊くコツ。水は玄米1に対して1.5、麦を入れる場合は麦1に対して1.5で調節する。玄米は固いという先入観があって、初めて炊飯器(玄米を炊く機能はなし)で炊いた時は、「玄米だけあって固いけれどおいしいのだ」と思って食べた。今思うとよほど修行を積まない限り食べられそうにない。それから圧力鍋に移行。圧力鍋だと沸騰してから20分で炊き上がる。殻が割けるためか、かなり柔らかく炊ける。その後ステンレス多層構造鍋に切り替えてみたところ、柔らかすぎず弾力のある玄米が炊けるようになった。何を使うにしても塩がポイント。


赤飯の炊き方

【材料】もち米3カップ、小豆(またはささげ)1/3カップ、水と豆の煮汁を合わせて2.5カップ(1カップは180cc)

【作り方】
●もち米を洗ってざるに上げ、水気を切る。
●小豆は洗って豆の4倍くらいの水を鍋に入れ、沸騰してから弱火で10分〜20分(古い豆ほど長く)固めに茹でる。豆をざるに上げ、煮汁は取っておく。
にもち米を入れ、豆の煮汁と水を入れ、塩を少々加えて混ぜ合わせる。そこに小豆をのせ、ふたをして中火にかけ、沸騰したら弱火で10分炊く。その後火を止めて10分蒸らす。

【メモ】お米と違って水が少ないので、焦がさないように注意。


こねないパン(イギリス風ハウスブレッド)

【材料】全粒粉500g、塩少々、ドライイースト12g(生イーストの場合は21g)、はちみつ小さじ2、ぬるま湯375ml(好みに応じてくるみ、レーズンなどを加えてもよい)

【作り方】
●粉をボールに入れて塩を混ぜる。イーストははちみつと一緒にぬるま湯大さじ4に溶かし、10分間醗酵させる。残りのぬるま湯をイーストに加え、粉の入ったボールに加え、生地をなめらかにまとめる。型に油を塗り、生地を入れる。

オーブンを50度に熱し、生地に覆いをして中に入れ、扉を半開きにさせた状態で20分醗酵させる。その後オーブンを200度(ファンオーブンは180度)にセットして45分焼く。

【メモ】参考にした本では小麦を挽くところから書いているので、代わりに全粒粉を使う。イーストも本来は生イーストを使用。塩は本のとおりだとしょっぱくなるので少なめに。1日置いてから切った方がおいしいとのこと。よもだ亭ではさらにくるみとレーズンを加えている。

【参考】『本場ドイツパン入門』GRAEFE UND UNZER編、ホートップ真理訳、旭屋出版、38頁




ナッツとドライフルーツのケーキ

【材料】小麦全粒粉2カップ、アマランス全粒粉2カップ、卵2個、メープルシロップ50cc、オリーブオイル大さじ1、アーモンド1/2カップ、くるみ1/2カップ、干し杏6〜10個、干しバナナ3〜5本、レーズン適量。

【作り方】
●干し杏10個に対して50ccの水に最低2時間つけておく。
オーブンを余熱する(この間で残りの準備がすべてできる)。
●ナッツをグレイターでおろし、粉に加え、さらにドライフルーツ(干し杏は漬け汁ごと)をメープルシロップも加える(干し杏と干しバナナは適当な大きさに切るといい)。
●次にオリーブオイル、卵、水300ccを加えて混ぜる。つまり材料を全部一緒に加えて混ぜるだけ。
●オリーブオイルを塗っておいた型に入れ、200度のオーブンで約60分加熱する。

【メモ】アマランス粉(もやし研究会で入手できる)がない場合はそば粉を使ったこともある。強力粉で代用してもよい。甘さはメープルシロップの量で加減、ドライフルーツは好みに応じて。丸元さんは「塾に通う子どものポケットに」と言っているが、よもだ亭では外出時の弁当になる。

【参考】『丸元淑生のシンプル料理2』丸元淑生著、講談社、137頁


松前漬け

【材料】松前漬け用の昆布とするめ(昆布は粘りの出るものを。どちらも細切り)、醤油適量、みりん適量

【作り方】昆布とするめを洗い、醤油とみりん同量に漬けて混ぜて2、3日置く。

【参考】埼玉屋本店のレシピより。


中華おこわ

【材料】餅米2カップ(カップは180cc)、干し椎茸、干しエビ、昆布、ねぎ、生姜、ゴマ油、醤油大さじ1、酒大さじ1

【作り方】
● 餅米を洗ってざるにあげてしばらく置く。
●細かく砕いた干し椎茸と小さく切った昆布と干しエビを水につけておく。
●生姜とねぎをみじん切りにして胡麻油で炒め、餅米も入れて炒める。
●炊飯器に入れ、干し椎茸その他と醤油、酒を入れて水加減をして混ぜて炊く。

【メモ】薄めの味つけなので好みで醤油を増やす。

【参考】『もっと使える乾物の本』奥薗壽子著、農文協、116頁


栗きんとん

【材料】栗の甘露煮1ビン(シロップを含む総量200gの)、さつま芋約600g、みょうばん少々、くちなしの実2つ、塩少々

【作り方】
●さつま芋の皮をむき、厚めの輪切りにして、みょうばんを入れた水に約1時間つけてあくを抜く。
●水気を切って鍋にあけ水をひたひたに入れる。くちなしの実を2つに割って入れ、やわらかめに茹でる。
●煮くずれないうちにくちなしの実を取り除いてざるにあげ、熱いうちに裏ごしする。すり鉢に入れてつぶしてもいい(よもだ亭はこの方式)。
●鍋にもどし、シロップを少しずつ加えながら弱火にかけて練り、最後に火をとめて塩を加える。
●栗を入れて弱火でさっと混ぜる。

【メモ】冷めると固くなるので、温かいうちに容器にいれて冷ます。


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