2006年5月

4月 よもだ亭日乗 目次 6月

5月1日(月) 

 上野の『News Deli(ニューズデリ)』で、ハニートースト。飲み物はオットが抹茶ソイミルク、デリミルクチャイ。いつもならこれだけだが、枝豆入りのデリ(グリーンビーンズと生ハムのサラダチーズ風味)を見つけ、一皿追加。
 新緑の眩しい上野公園を通り、国立博物館へ。「最澄と天台の国宝」展。
 銀座に行き、『香韻』で休憩。本日も静かなり。お茶は安渓鉄観音と水金亀。インターネットのクーポンでウーロン茶ゼリーをいただく。
 あちこち店をのぞいた後、『洋菓子舗ウェスト』の喫茶ってどんなかなと思い、行ってみる。有名店にしては実に質素な店構え。地理的にいつもの夕ご飯場所から遠いのでまたいずれ。
 引き返して『煉瓦亭』へ。オットはヒレカツレツにギネス、亭主はエビフライ。それからパンと元祖オムライス。取り分けて食べる様子を見て、お店の人がスプーンをもうひとつ持ってきてくれた。  まだ明るい。ずいぶん日が高くなった。『風月堂』の窓際の席。オットはショコラ・オ・フランボワーズにアッサム(ミルク)、亭主はアールグレー(ケーキ)にブレンドコーヒー。ショコラ・オ・フランボワーズは木イチゴの酸味とチョコレートの苦みが際だつおとなの味。アールグレーは優しい甘味と柑橘系の香り。上にナッツが載っている。

5月2日(火) 

 連休中だけれど、午前中に一箇所だけ仕事。
 夕方、『サンガム』へ赴く。5月5日に今の場所での営業を終えるというので、この味わいある小屋(?)にお別れ。厨房が変わると、窯の具合というのも変わるのだろうか。
 タンドリーチキン、シークカバブ、モモ、サグパニール、フィッシュマサラ、イエローライス、バターナン、生ビール、マンゴラッシー。ここのタンドリー料理はスパイシーでおいしい。で、サグパニールは抹茶かと思うほどの緑で、フィッシュマサラはどこか和風な感じもする。最後にカブリナンとインドミルクティー2つ追加。デザート代わりにカブリナンを食べてしまった。お腹いっぱい。

5月4日(木) 横浜

 連休ど真ん中に横浜へ。石川町まで行き、ホテルに荷物をあずけてから山手へ。エリスマン邸を覗いて、時間を見はからって『山手十番館』で、オープンサンドひとつにロイヤルミルクティー(オット)とブレンドコーヒー(亭主)。
 初めて来るわけでもないのに、混んでいるからよせばいいのに、今日は思い切り観光客になりきる。港の見える丘公園から山下公園に向かって降り、さいきんリニューアルされた横浜人形の家の横を通りすぎて遊覧船のりばへ。次の遊覧船が出る時間まで人形の家を見ることにする。ここに入るのは初めて。リニューアル前がどうだったのか、見ておけばよかった。

 時間になったので行ってみると、予定していたマリーンシャトルはすでに定員になっていた。みんな乗船券の販売時間まえには並んで待っているのだ。休日はそれが基本。次に乗れそうなのは、定員45人の小型船ペガサス。まあいいか。並んでいる人の中には、てっきり隣の大きい船に乗ると思っていた人がいて、「あの小さいのに乗るの?!」と係員に食らいついていたが、隣にいた孫の方が冷静に事実を受けとめていた。

 楽しい40分間の海の旅の後、赤レンガ倉庫へ行こうとバス停の長蛇の列に並ぶ。道路が混んでいるにもかかわらず、すぐにバスが北と思ったら、すでに相当遅れたダイヤのバスで、とても乗れない。運転手さんも「赤レンガ倉庫まで歩いても10分か15分です」というので、すなおに歩く。

 赤レンガ倉庫について『カフェマディ』に直行。ここでも行列ができているが、「店内の禁煙席ならすぐにご案内できます」と店員。行列はテラス席だった。ここもまあ初めてではないので、店内のクラゲちゃんが泳ぐ水槽のわきへ(真夏になるとテラス席は勧められません)。オットはクラシックショコラとダージリン、亭主はタルトポムカナダとマディカフェ。どちらにもあたためたミルクがつくのが嬉しい。

 ワールドポーターズに寄る。誕生日前後3日間に行くと、バースデーパスポートがもらえ、各店でそれぞれのサービスが受けられる。インフォメーションへ申告に行くと、誕生日の日付入りマグカップか使い捨てカメラをくれるという。カメラは前回にももらって使わずじまいなので、マグカップをもらう。
 馬車道を通り、伊勢佐木町に入り、本日の夕食はギリシャ料理。イワシのマリネ、田舎風サラダ、ムサカ、パスティチョ、ラム・ユベッチ等。初めてなので、つい、食べたいもの、似たようなものにかたよって注文してしまったが、それなりに満足。

5月5日(金) 

 早朝の人気のない(カラス気のある)中華街を散歩。スタバのチャイナタウン店で朝食をとり、できたばかりの媽祖廟(まそびょう)を見る。
 みなとみらいに着いても遊園地は11時からとある。先に新高島まで歩いて「横濱はじめて物語」とかいうところをちらっと見て、今度はみなとみらい線で戻ってくる。

 連休で、かきいれ時なのに11時からだなんてと思っていたら、すでに人をのせた観覧車がまわっている。1周およそ15分の観覧車、30分くらい待って乗れた。今日もすっかり観光客。
 お昼はワールドポーターズ(また来た)でパンと飲み物を買って食べる。食べるスペースは他の店と共有で、混雑ゆえ席がなかなか空かない。そろそろ立ちそうな人の後ろで待ちかまえていて、ようやく坐る。今日もお誕生日申請をすれば、少し割引きになったなぁ、などと思う。

 クイーンズスクエアをうろうろして休憩したのち、中華街へ繰り出す。お誕生日の晩餐は『萬珍樓點心舗』と、決めていた。
 ところがどっこい、GWまっさかり(?)の中華街は大混雑。何で評判を呼んだか、いくつかの店にはとほうもない行列ができている(こんなにいると、最後まで調理人さんはおいしいものを作り続けられるのかしらと心配になる)。まずは媽祖廟へ行って、中も見たあと(朝は外から覗いただけ)、萬珍樓點心舗へ行ってみると8時半ごろまで入れないと言われる。萬珍樓本店もしかり。今回は縁がなかったものと思い、ふたたびみなとみらいへ引き返す。

 ランドマークタワーの5階にさいきんできたレストランフロアの中華「墨花居」。
窓に面したカウンター席に案内される。目の前は日本丸。生ビール(キリン一番絞り)、春巻、胡麻だれ水餃子、墨花居名物まったり海老(大海老とリコッタチーズのチリソース)、白身魚の甘酢あんかけ、ちりめんじゃこと青葱のチャーハン。お誕生日には大好きな海老、そのメインの海老は2尾。とろりとしたソースは一見、イタリアンのトマトクリームソースっぽくて、じっさいパスタに絡めてもよさそうだが、エビチリソース風に結構辛くもある。海老は揚げてあって、外はぱりぱり、中はぷりぷり。あまったソースはすくって食べる。デザートに杏仁豆腐ときんもくせいのゼリーを追加。きんもくせいの入った、とろとろのゼリーはおいしかった。

5月6日(土) 

 横浜滞在中、午前中だけひとつ横浜にて仕事。
 午後は知人との集まり。夜は関西から来た友人を連れて、中華街。回転飲茶って何?ということになって、回転飲茶の店に入ってみることに。回転寿司のような席もあるが、人数の関係でテーブル席へ。
 お料理は……ま、何が回転しているのか、謎がわかってよかった。いい話の土産ができた。
 あまり食べなかったので、みんなと別れたあと、少し何か食べようとふたりで中華街を歩いていたが、回転で食べたカニ爪揚げの油が堪えたので、おとなしく宿へ帰る。疲れも出てきたかな。

5月7日(日) 

 別のスタバで朝食。チェックアウトして荷物だけあずかってもらい、元町へ。
 ウチキパンは開いているものの、まだ商品がそろっていないので、紅茶の店でゆっくり休憩。
 中華街で、昨日ちらっと見て気になっていた『聘珍茶寮SARIO』に行ってみる。セルフサービス。叉焼饅、シュウマイ、ジャージャン麺と飲み物を頼む。気軽に食べられてしかもそこそこおいしい。元気がわいてきたので棒々鶏サラダ麺、餅あんまん、くるみの広東風お汁粉を追加。
 パンを買いにふたたび元町へ。一昨日みた行列の店には今日も早くから行列ができていた。雨が強くなってくる。パンを買って、ホテルで荷物を回収し、家路につく。

5月7日(日) 

 別のスタバで朝食。チェックアウトして荷物だけあずかってもらい、元町へ。
 ウチキパンは開いているものの、まだ商品がそろっていないので、紅茶の店でゆっくり休憩。
 中華街で、昨日ちらっと見て気になっていた『聘珍茶寮SARIO』に行ってみる。セルフサービス。叉焼饅、シュウマイ、ジャージャン麺と飲み物を頼む。気軽に食べられてしかもそこそこおいしい。元気がわいてきたので棒々鶏サラダ麺、餅あんまん、くるみの広東風お汁粉を追加。
 パンを買いにふたたび元町へ。一昨日みた行列の店には今日も早くから行列ができていた。雨が強くなってくる。パンを買って、ホテルで荷物を回収し、家路につく。

5月13日(土) 

 オットと待ち合わせて新宿。夕食は高島屋の『ラ・マニーナ』へ。新宿の御用達イタリアンがなくなってゆき、ここに活路を見いだせたら、と思っていた。初めて行ったときは、まずまずよかった。
 魚(スズキ)のカルパッチョ、パネ・グラティナータ(パンと野菜のグラタン)、スパゲッティ・ポモドーロ、ピッツァ・プロシュート・フンギ。スパゲッティは、見るからに太い。昔懐かしい感じのトマトソース。パスタもメリハリのない食感で、ここだけ昭和のレストランのお好み食堂にタイムスリップしたような不思議な味であった。そういうスパゲティがあってもよいのだけど、そういうものを期待してここに来たのではなかったので。前回は生パスタを頼んだのだったなぁ。やはり様子のわからない店ではパスタは慎重に選ばないと……などと思ってしまった。

5月14日(日) 

 家でのんびりと過ごし、夕方、移転した『サンガム』参り。
 テーブル席2つとカウンター。ちょっとせまくなったなぁ。駅からの距離も少し離れたけど、それでも人通りは多いから、お客さん増えるかしら。
 お店の人に「おめでとう」という。お店の人はふたりとも「元気?」と聞く。元気?と聞かれるほど馴染みではないのだけれど、たぶんこれは「How are you?」の直訳ではないだろうか。インド料理の店ではときどき面白い直訳的日本語を耳にする。店によっていろいろちがうのである。「新しいお店はもう慣れた?」と聞いたけれど、わからなかったようだ。
 モモは、今日はなかったが、いつものようにいろいろ食べて、ゆっくりするのは申しわけなさそうなので、店を出て、駅周辺を散歩をして帰る。

5月19日(金) よもだ亭合同誕生会

 今年は趣向を変えて、オットの両親を連れて『菜香』へ。
 わたしたちは広東料理に馴染んでいるが、親の世代には新鮮だったようです。
 しつこくなく、しかもいつもより大勢で一皿を取り分けるので、たくさん食べられる。いつもなら大海老の特製マヨネーズソースを一人でふたつ食べるものね。欲張れない。福建風あんかけ炒飯は初めて食べてみた。これも意外としつこくなくて、いい感じだった。

5月21日(日) 

 午後からのんびり立川へ。なにしろ慢性的なお疲れ、半日デートがやっとという感じ。
 まずは『銀座みゆき館』でお茶。そしてお買い物のあと、夕食は『マハラジャ』で。マハラジャは、オットのインド料理の原点だそうだ。前菜のトマトパニール、カテッジチーズの塊とトマトをタンドリーで焼いたもの。チーズが味わい深くておいしい。カレー以外のメニューが豊富で、いろいろな時に使えそうだなと思った。

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