2002年09月

8月 よもだ亭日乗 目次 10月

9月1日(日) もう9月?

 お稽古へ行く前に日曜日の買い出しに行って、つい余計なものを買ってしまった。ヤマザキの秋の味覚シリーズ、マロン&ホイップ。なぜマロンあんとカスタードクリームとホイップクリームをひとつのパンに入っているのだろうか。それから、ペットボトルにつけられるストロー付きのキャップ。先日、バスの中で小さな子どもがそれを使ってお茶を飲んでいて、便利そうだなと思っていところ、赤ちゃん用品売り場にあった。なぜ子ども用なの、と思いつつもさっそくお稽古に持って行った。案の定、赤ちゃん見たいと言われた。これなら発表会の本番でお化粧したまま飲み物が飲めて便利だもんね。

9月2日(月) おばあちゃんお誕生日おめでとう。

 お昼はざるそば、枝豆、乾物煮物(寒干し大根、高野豆腐、ひじき、干し椎茸)。
 かねひろ治療院へ行ってからそのまま舞台稽古でお腹がすいた。明日は家でゆっくり夕食を食べる。

9月3日(火) 

 家で夕ご飯を食べるのは実に一週間ぶりだ。
 枝豆がおいしいー
 かぼちゃのポタージュがおいしいー
 納豆かけ発芽玄米ご飯もおいしいー
 太刀魚のムニエル風(片栗粉使用)もおいしかった。
 巨峰も食べたよ。

9月4日(水) 

 汗をかいて二度も着替えたのに、暑いという意識がない。
 秋しらすを申し込んだ。早くてお彼岸ころの発送との由。

9月5日(木) 

 映画『モンスーンウェディング』を見た。現代インドの風俗がなかなか興味深い。結婚式のご馳走を見てみたかった。出てきた食べ物といえば、ショッピング中のアイスキャンディーくらい。
 各所を見て回ったところ、まだ栗釜飯は出ていない。そこで夕食は『ミュンヘン』でアイスバインを食べる。ほぼ2年ぶり。

9月6日(金) 

 今日も舞台稽古。どしゃぶりの中を会場へ。自分は濡れても衣裳は濡らさず。セブンイレブンに130円のくるみパンがあって、これがなかなかどうしておいしい。

9月7日(土)

 今日はふつうのレッスンだけ。夕食はモスのマスタードチキン。7−11の130円くるみパンにもはまっています。

9月8日(日) 

 月末にある試験の直前対策講座を受けに行った。発表会の練習は前もってしっかり休むと宣言しておいた。夕食はちょっと遅めのわが家での夕食。感謝感謝。

9月9日(月)

 お昼にたらふく食べて、発表会の練習へ。これだけ食べれば夜はあんぱん1個でも大丈夫だと思ったら甘かった。それでも7−11のくるみパンはおみやげに残して持って帰ったら、もうおやすみだったので明日食べてもらおう。

9月10日(火)

 風邪をひいた。雨でびしょぬれになっても、おけいこでぐっしょり汗をかいて帰っても風邪をひかなかったのに、日曜日に冷房の効いた部屋で頭脳を酷使したせいだろうか。
 本番までは自分一人の体ではないので、さっそく蒲団を敷きなおして寝る。お昼には温かいうどんを作ってもらう。夕食はもちろん枝豆、巨峰つき。今日は仕事も勉強も買い物もなし。ああ贅沢な一日。

9月11日(水) 

 復活。午後には風邪をひいたことなどすっかり忘れていた。昼はざるそばと乾物煮物(寒干し大根、高野豆腐、ひじき、干し椎茸)で栄養を摂り、夜はモスのマスタードチキンバーガー。これが予想を上回る売れ行きなのだそう。わたしは前のナンタコスがお気に入りだったけれど、なにせ食べにくかった。豆乳のポタージュも終わったようで残念。オットは初サンマにすだちをかけて食べた模様。
 実家から月下美人が咲いたと写真を送ってきた。つぼみ11個がただいま花盛り。


9月12日(木) 

 スーパーの生鮮食料品売り場は寒い。献立を考えているまに凍えてしまいそうなので、いつもの枝豆、巨峰、それからかぼちゃと野菜を少し買ってそそくさと帰ってきた。
 かぼちゃを加熱してから少しの牛乳と一緒にミキサーにかける。これをかぼちゃのポタージュと呼んでいるが、ほぼペースト状に近い。でもこの甘くてもったりしたのが好きで、夕食ではいちばん最後に取っておいた。

9月13日(金) いよいよ明日、本番です。

 早起きするつもりがほぼいつも通り起床。お昼は焼きビーフン、そして昨日のかぼちゃのポタージュと枝豆。肩が凝らない程度に仕事をし、夕食を食べに出かける。駅周辺のビルのレストラン街を見てまわり、『紅虎餃子房』へ。かぼちゃとくるみのチキンサラダ、名物鉄鍋餃子、なす五目のあんかけ土鍋ご飯、生ビール、マンゴジュースを頼む。野菜のスープも頼もうとしたが、このお店は量が多くて以前に苦しい思いをしたのを思い出して控えた。ほこほこのかぼちゃと鶏肉の相性がいい(見た目にはかぼちゃの黄一色)。あんかけご飯も味つけが濃くなくておいしかった。鉄鍋餃子はやけどしないように用心して食べた。

9月14日(土) をはつた〜。

 5時半に起きて6時ごろ朝食を食べたものだから、お腹がすいてしかたがなかった。リハーサルやメイクが終わって4時に舞台が始まり、自分の番をまつあいだに食べた。差入れがくるので楽屋ではみんなよく食べる。打上げでも食べた。

9月15日(日) 

 きのう持って行って食べ残した食料や、来てくれた友人の差入れのお菓子(みんな花より団子を心得ていらっしゃる)を食べたり。口の中も荒れてお腹もなんだか重いけれど、開放感に浸りながら甘いものを食べられて幸せ。
 朝はコーヒーで乾杯。今日から温かいコーヒーにした。夕食はノンアルコールビールで乾杯。

9月16日(月) 

 いつのまにこんなに寒くなったのだろう。そばもざるではなくかけそばにした。

9月17日(火) 

 今日は石焼きビビンバ。具はなめこ(!)とほうれん草と牛豚の合挽肉。
今週のお出かけでは栗ご飯を食べようと決めている。

9月18日(水) 食べすぎ、というのではなくて。

 お腹が苦しい、と言いながら、胃薬を飲み、次の食事を食べている。さすがにおやつは抜き。

9月19日(木)

 そろそろ行かなければ、と思いたち、幕張メッセで開かれている「世界最大の恐竜博2002」へ。平日でさすがに就学児童らしき子どもは少なかったが、開場は老若男女でごったがえしていた。近所から来ているらしい幼稚園児は、展示されている恐竜の骨のように手をつないで歩いている。熱心にスケッチをしている子どももいる。恐竜の復元CGを見て泣き出す子も。恐竜から鳥へ進化していく小型肉食恐竜の復元模型は、セサミ・ストリートのビッグバード風だった。岩に貼りついたわずかな骨格の跡(しかも一部)から復元模型を作るのだから、大変である。
 臨時にam−pmが店を出していて、『ディノレストラン』となっている。そこでふつうのおにぎりと飲み物を買ってお昼とする。
 東京駅まで戻り、できたばかりの新・丸ビルを見に行く。評判では高級ブティックなどが入って入りにくそうな雰囲気と聞いていたが、見物人も多くてすんなり入れた。地下の飲食店街などは小さいデパ地下のよう。おいしそうなドイツパンの店(ユーハイムだとあとでわかった)を見つけたので、さっそくパンを買った。
 銀座で栗ご飯を食べるつもりなので、有楽町まで歩く。『カフェ・ド・ランブル』へ行くと、たまたま店のお兄さんが玄関の外にいてドアをあけてくれた。今日はふたりともカフェノワール(濃いコーヒー、ブラック)のシングル。「コーヒーだけ」の店だけれど、フルーツケーキが置いてあるのを目撃した。おもちかえり専用だろうか。もう少し来慣れたら買ってみよう。
 夕食は『銀座大増』で。窓際の並び席で、中央通りがよく見える。頼むものは決まっているけれどいちおうメニューをいただいて、栗ご飯膳2つとヱビスビール。今日のヱビスビールには甘味を感じる。体調のせい? 気分のせい? 栗ご飯膳は一の膳、二の膳、食後の甘味という構成で(詳細は省略)、揚げ物には椎茸かと思ったら栗の天ぷらが入っていた。煮物の味つけは全般に甘く感じられる。栗ご飯は大きな黄色い栗がたくさんと椎茸の煮物が載った味つけご飯。栗も椎茸も甘すぎるのがとても残念。ほかでも栗おこわの栗が甘露煮みたいに甘いことが多いのはなぜだろう。栗の甘さをのぞけばお料理もお席も、料理の眺めも窓からのながめもよかったです。何でもない日に贅沢をしてしまった。発表会は終わったので試験の前祝いかな。

9月20日(金)

 思ったより早くしらすが届き、スーパーから枝豆が姿を消した。
しらすにも旬があるとはこのまえまで知らなかった。覚えておこう、秋しらす。そして今夜のメインは秋しらすかけ発芽玄米ご飯と海苔、そして枝豆のない寂しさをまぎらわすためにかぼちゃポタージュを作る。今日のかぼちゃはいちだんと水分が少なく、ミキサーにかけたら粘りが出てきた。パン生地のような、固まる手前のアイスクリームのような。

9月21日(土) 発表会後のはじめてのお稽古。

 このところお腹が重いのは朝の固茹でひよこ豆かなぁとふと思った。今回のは水に浸ける時間が短かかった。柔らかく茹ですぎないのが好きとはいえさすがにちょっと固かった。初めのころこそ、このくらいの固めのも栗みたいでいいや、と思っていたけれど。気づいてからよく噛んで食べるようにした。

9月22日(日) 

 お稽古のあと、また家に帰ってご飯が食べられるようになってうれしい。ところが中央線で足止めを食らう。さいきん、事故で電車が止ったときの状況説明が詳しくなった。待たされる乗客へのサービスだろうか。でもあまり生々しいことは言わないでよいと思いますがどうでしょう。
 夕食は舞茸と小エビのチーズ焼き、ほうれん草のブレイズ、そしてもちろんしらすかけご飯……献立もすっかり秋めいてきた。あいかわらず巨峰は食べている。

9月23日(月) 

 発表会が終わっても足の痛いのが治らないのでかねひろへ行った。お昼を食べたパン屋さんでカメ型クッキーを見つけて、おみやげに買う。このまえ萎れかかったグリーンネックレスを買ったお店でふたたびグリーンネックレスを買った。わたしの腕ではよみがえらせることができなかったのだ。

9月24日(火)今日もメインはしらすかけご飯。

 今夜のおかず(のひとつ)さつま芋のチーズ焼き。さつま芋をふかして、とろけるチーズを載せてオーブンで焼くだけ。

9月25日(水) わたし具を刻む人。

 月に一度は餃子を食べたいという別館からの要請に応えて今日は餃子の日。

9月26日(木)これをマグレアタリと人は云ふ

 オット多忙につき、昼は亭主がビーフンを調理することになった。具にてきとうに火が通ったところで戻したビーフンを入れる。実はこういう同時作業が苦手。もう運に任せるしかないのである。でも、ごま油を滴らして香りをつけたりして、いつものビーフンとは差別化をはかってみた。けっこうまともなモノができた。ただしこれで気をよくすると次が危ない。

 <追録>この日、オットのパソコンが不調を訴えた。動いてはいるものの、仕事には使えない状態なので急きょ亭主のパソコンを貸すことに。

9月27日(金)回想録 別館で栗ご飯を食べた。

 じっくり修理をしている暇もないので、前から検討していたノートを買うことに。原因を調べるために亭主のパソコンといろいろ繋ぎ替えているうちに、亭主のパソコンもおかしくなる。今回のハプニングとは別に、わたしはちょうどディスプレイを買い替えようと思っていたところだった。ディスクのチェックをするたびにファイルが壊れてゆくので、ええい、この際全部取り替えてやる! と宣言した。結局オットがお詫びにと費用を負担してくれた。その代わりにパソコン選択をゆだねる。
 わたしのパソコンを注文した直後に、オットのパソコンもインターネットで「注文ボタン」が押せなくなった。危機一髪。

9月28日(土)回想録 別館で栗おこわを食べた。

 きのう注文したノートが届く。さすがヨドバシカメラ。 パソコンがまったく使えないので、かえって勉強に集中できる。試験は明日。

9月29日(日)回想録 さっさと前祝い。

 いよいよ試験。今回の試験から、問題集の持ち帰りが許可され、さらに当日の夜には希望者に回答をメール配信するというサービスが始まった。これでだいたい合否がわかるので、一ヶ月後に結果が発表されるのを待つまでもなく、落ちたと思う人は勉強のやりなおし、受かっていそうだと思う人でさらに頑張る人は上の試験を目指して勉強することができる。
 試験後、オットと待ち合わせて『ベリーニ・カフェ』へ。小エビとクリームチーズのイタリア風オムレツは、中に極細のパスタが入っている。茹でずにそのまま入れて卵と一緒に加熱したようで、ポキポキッという歯ごたえが新鮮。モッツァレラチーズとバジルのトマトソースカッペリーニは、これもオムレツに入っていたのと同じくらい細いパスタで、ビーフンを思わせる。ホタテ貝のサフランクリームフェットチーネは、太さがカッペリーニとは対照的。これも茹でずにソースと和えたみたいで歯ごたえがおいしい。デザートは栗のタルト(トルタ・ディ・カスターニャ)と白桃のタルト(トルタ・ディ・ペスコ)、エスプレッソ。

9月30日(月)回想録

 亭主用のパソコンも到着。オットが選んでくれたのはパーツショップ・ブランドである。時間があれば自作街道を走っていたのだが、今回は仕方がない(わたしが作るわけじゃないけど)。新しく買い替えたので幸か不幸かOSもバージョン・アップした。
 お昼は土曜日に別館でもらってきた栗おこわ。



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