2004年8月

7月 よもだ亭日乗 目次 9月

8月1日(日) シモダカゲキさんを目撃!!

 これでもか、とフレッシュトマトと別館製オクラとピーマンのスパゲティ。

8月2日(月)

 太極拳、お昼ののち、成城石井へ。ずんだ大福が1つしか……ああ、とため息をつきかけたときに見つけたのがずんだ金つば。こちらも1つ。どちらも確保。そして半分ずつ食べっこ。

お知らせ

 8月より、よもだ亭日乗は週間ダイジェスト版でお送りする予定です。

第32週 8月2日〜8日

 〜家のお昼編〜
 できるだけ買い物に行かずにあるものでスパゲティを作ったら和風になった。はじめはピーマン、玉ねぎ、キクラゲの醤油味。その翌日はいよいよにんにくもなくなったので醤油漬けのにんにくを動員して、ピーマン、玉ねぎ、オクラ、シラスのにんにく醤油味。なかなかである。

 〜お友達とお食事編〜
 パスタも底をつきかけて、どうしようと思っていたところへ、友だちと荻窪の『グルッペ』で食事をすることに。実は、できれば吉祥寺か荻窪あたりのお店知らない?と、カルディのある場所へ水を向けたのだった。八王子店でも見てはいるのだけれど、さいきんスパゲティーニがない。
 カルディで買い物を済ませてから待ち合わせ、『グルッペ』へ。下のお店を覗いたことはあるものの、レストランは初めて。ワイン好きの彼女に合わせて、前菜を片端から注文。ふだんも野菜料理が中心なので、かえって贅沢な気分。ワイン飲みは非常にのんびりしているので、ご飯ものが欲しいわたしはかぼちゃのスープとパンを追加する。
 まえもって、食事のあとは邪宗門(荻窪)へ誘うことにしておいた。ずいぶん行っていないし、もしかするかもしれないと思い、待ち合わせの前に営業していることも確認してある。飲んで食べてご機嫌なところへ、またコーヒーとケーキで盛りあがる。柱時計が10時を打ち、しばらくすると奥さんがあがってきたので閉店だと知る。 帰りぎわ、「今何時?」と彼女。10時すぎだとわかると、「まだずいぶん早いのね〜」とのお言葉。

 〜お出かけ編〜
 今週のお出かけは、先週観た「トーベヤンソン展」で知ったムーミンプラネタリウム。同じ京王線沿線ということで、先に「佐野洋子 絵本の世界展」を観に世田谷文学館へ。佐野洋子さんの名前と職業は大人になってから覚えた知識だった。ところが、展示されている「おじさんのかさ」という作品を見て、思わず「あ〜これ知ってる」と声に出してしまった。子どものころはだれが書いた本か、なんて気にもせずに読んでいた。むかし読んだ本が、現在知っているだれかの作品だとわかるというのは、何かがつながったような感覚でおもしろい。
 府中市郷土の森博物館のプラネタリウム、前半はお姉さんによる今夜の星空のライブ解説。はじめはあえて今の東京の夜の明るさで星を映し、その中で星を見つける練習をする。次に田舎へ行ったと仮定して満天の星空を映す。良い意味で非常に教育的である。後半は「ムーミン谷の物語 星と花のセレナーデ」というプログラム。途中で映像が一部映らなくなるというハプニングが。
 館内で栗林慧写真展「虫の目になりたい」も観る。とても映像が面白かったのでDVDを買った。
 夕食は八王子の『トムヤムクン』で。まえに来て食べた揚げマナガツオを再び頼み、余すところなく骨まで、飾りの花も食べる。デザートに食べたタロイモのプリン、いそいで解凍したのか、外側はあたたかく、中はひんやり。いいなこれ、ブームの予感。家で作りたい。サトイモで作れそうだな……。
 実はこの店と同じビルにアイリッシュパブがある。兄夫婦が八王子のゴールウェイ、いいよ〜と言っていたのだが、エレベーターの中でそれがこれだと気がついた。

第33週 8月9日〜15日

 〜夏休みの余興〜
 スタンプを見ると押したくなるわたし。駅でJR東日本のポケモンスタンプラリーのパンフレットをもらい、先週から持ち歩いている。とうぜんのことながら、自前のスタンプ帳も持っている。
 パンフレットではスタンプを5個集めることになっている。簡単にクリアしてゴール駅でゴールのスタンプをもらう。受け付けのお姉さんに、自前のスタンプ帳にも押してと頼んだら、「責任重大ですのでどうぞご自分で押してください」とスタンプを貸してくれた。ゴールでは思いがけなく記念品と、91駅すべてのスタンプが押せる記念スタンプ帳をもらう。燃えさかる火に油を注がれる。
 中学校の修学旅行でも、みんなにはぐれないようにしながら見る物を見るよりスタンプを探していたっけ……。

 〜ベランダの怪〜
 今年買ったミニトマトの苗、買ったときについていた実はすでに食べ終わり、これでおしまいかなぁと思っていると、しばらくしてさらに茎を伸ばしたくさんの花をつけた。これらが実となるまで苗は持つだろうか、という心配もよそに、根をしっかりとはわせて茎も太くなってきた。が、花が落ちたあと、いっこうに実が大きくなる気配はない。その間にも茎はどんどん枝分かれして、その先々でつぼみをつけているのだが……。
 朝顔も、8月に入ってから芽を出したものがある。一緒に蒔いても2ヶ月くらいの差がある。これは朝顔がリスクの分散をしているのでしょうか。それにしてもさいしょに芽を出したものでさえ、まだ10センチそこそこ。種を買うときに、荷物が重かったので支柱は芽が大きくなってからでいいや、と買わないでおいたのは正解だった。

 〜食欲〜
 おかげさまで昨年以来旺盛な食欲。食べ過ぎて苦しい……と胃薬に手を伸ばすこともほとんどなく、それをいいことに食べたいだけ食べ、冬を越し、春を迎え梅雨に風邪をひき猛暑も軽く乗り越えた。
 一方で、今年は暑くなっても体重が減らないなぁ、減らないなぁと思っていた。やっぱり発表会に出ない(レッスンは受けている)となると運動量も少ないからか、プレッシャーがないからか、と考えることはたまにあってもあまり気にしていなかった。
 でもどう考えたって食べているのである。規則正しく、健康的な食事内容とはいえ、こんなに食べなくてもじゅうぶん生きてゆける、というほどに。旬のおいしい物が出ると、食べなくてはという使命感に駆られているのである。そこで、いちど冷静になって見直してみた。その日だけでストンと体重が落ちた。だいたい、減らない減らないって、それ以上太らなかったのが不思議なくらいなのであった。

 〜おうちご飯〜
 オットがカレー作りのためにココナッツパウダーを買ってきた。これを入れるだけで、タイ風カレーに早変わり。タロイモのプリンにも使えそう。

第34週 8月16日〜22日

 〜太極拳の日〜
 駅へ向かう道すがら、ミノムシツリーを見つけた。木というより、大人の腰の高さくらいの草にいっぱいぶら下がっている。去年は気にして探していてもお目にかからなかった。しかもまだいちおう夏なのに。
 太極拳のあとお昼は『アンデルセン』でカツサンド。先週、発表会のリハーサルの手伝いで、お弁当のカツサンドをたくさん買い出しに行き、それを家で話題にしていたら食べたくなってしまったのである。
 『アンデルセン』のカツサンドのパンは胡麻入り。サンドイッチの厚さがパンの幅より大きいので、具が向くようにして口を思いきり横に開いて食べるのがコツ。目がくらんで選んだ枝豆サラダ(1個)はコーンとホタテ入り。あまり枝豆らしい味はしなかった。

 〜月餅譚〜
 その太極拳の日にずんだ大福を買うのが習慣になっているが、今週はルミネ休館日にあたっていたので、立川中華街で月餅を買った。大きな月餅は普通の月餅より倍以上高い。そこで、種類はちがうが、大1個、普通サイズ2個買って帰り、重さを量ってみたら、普通サイズの重さは大の半分以上あった。もちろん中身のちがいや、まわりを包む皮のことは勘定に入れていないけれど。ということで、課題はひととおりの月餅を試すこと。

 〜お出かけ〜
 「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」および旧乱歩邸を観る。
 地元のデパートがあちこちとお休みなので、夕食は無難に新宿で。しかしいまいちこれ、という決め手に欠け、お茶をすすりながら考える。スペイン料理を求めて久しぶりにルミネ新宿のレストランフロアへ行ってみると、雰囲気がガラッと変わっていた。薄暗くて大人っぽい雰囲気が漂い、ここは美容院かと思ってしまうような内装となっている。そこでちょっとまえにリニューアルされたマイシティ新宿のレストランフロアを思い出した。変わり方が似ている。丸ビルやコレド日本橋も中に入るとどっちがどっちだか区別つかないわたし。
 それはともかく、薄暗くて静かなデパートのレストランフロアの良い点は、お客が入っていなくても、いやお客がいないほど落ちついてよさそうな感じがすることでしょうか。

 〜おうちご飯〜
 ココナッツパウダーはすでによもだ亭の常備品。シナモンと同様、甘い香りがするので、お菓子はともかく料理に使うのは、と始めはとまどうかもしれない。カレーで味を占めてからは、ブレイズをナンプラーとココナッツパウダーで仕上げたこともある。今週のヒット作はオット製グリーンカレー。グリーンカレーペーストを買ってきて、水で溶いたココナッツパウダーをたっぷり入れる。具は海老、玉ねぎ、週末まで残ったオイシックスのごぼう。それほど煮込まずに作れる、というので毎日でも食べたいと思った。

第35週 8月23日〜29日

 〜あぁ、ずんだが 〜
 太極拳のあと、お昼を食べてから成城石井へ行ってみると、ずんだ大福売り切れ。ずんだ金つばもなし。さいきん、なかなか買えない。マイブームはひそかに楽しむ方が良いのかなぁ。気を取り直して中華街で月餅を買う。今週は蓮の実の月餅(大)とココナッツの月餅、ナツメの月餅を買う。

 〜やっぱりうちの味はアネージだね〜
 荻窪のカルディへ行ったら、あに図らんや、アネージのパスタはスパゲティーニがない。他の太さにすべきか、いやこれは他のメーカーのスパゲティーニを試すチャンスだと思い、オペラプリマ(5分 1.6mm)とデルヴェルデ(7分 1.6mm)を買う。アネージのスパゲティーニは(5分 1.5mm)。カルディでのお値段はオペラプリマ<アネージ<デルヴェルデ。オペラプリマはおどろくほど安い。
 どちらもはじめはにんにくベースのシンプルな方法で食べてみた。もうすっかり扱いにも慣れ、味も親しんでいるせいもあるけれど、胚芽入りのアネージがいちばんおいしい。玄米を食べているとたまの白いご飯が物足りなく感じる、それに似ている。オペラプリマについては表示の茹で時間で硬さもちょうどよかった。おなじ太さのデルヴェルデは表示通り7分では、よもだ亭としてはかなり柔らかく、5分では芯があり、6分でも7分にちかい微妙なところだった。まあ当面うちではアネージにしておこう。アネージなら他のパスタでも挑戦のしがいがある。

 〜お出かけ〜
 かねてより訪れたいと思っていた目黒寄生虫館へ。
 地味だけれど、勉強になった。はじめはコワイモノ見たさの好奇心が先立っていたけれど。絵の展覧会や大きな博物館で一度にたくさんのものを観る体力がついたせいか、こぢんまりした館内をじっくり余裕を持って観ることができた。小さいところながらオリジナルグッズも販売していて、寄生虫をデザインしたとは思えないほど美しいペンダントもあったりして、もっとアピールしたらよいのに、と思った。財政は苦しく、入場無料で開放しながら寄付をお願いしているくらいだから。わたしたちも入場料のつもりでささやかな寄付。

 目黒でちょっとお昼に迷って、思いきって次の目的地の東京駅へ行き、丸ビル内の『クアアイナ』でアボカドサンド。パンはカイザーロールで以前苦労したので、ライ麦と全粒粉を1つずつ。

 東京ステーションギャラリー「真鍋博展」。わたしは知らない人だと思っていた。ところが本の表紙のイラストなどでけっこう見ている人であった。展示のいちばん最後に本人の日記(スケジュール帳)があった。その細かいこと、分刻みで自分のしたことを記録している。それを書く時間までは書いていない、か。いいなぁ、しかも愛媛の人。親近感がわく。

 数日来、エビフライに取り憑かれているので、銀座まで歩き、夜は『煉瓦亭』へ。亭主はもちろんエビフライ、オットはチキンカツレツを初注文。そしてパンと、ライスの代わりといっては何だが元祖オムライス(まえはもう一種類オムライスがあったような)。
 このオムライス、白いご飯と溶き卵をまぜてやいたもので、見慣れたラグビーボール型に整っている。卵でライスを包むか、卵をライスに載せるかしかしらないわたしはびっくり。でも元祖オムライスはこうなんだそうだ。あっさりした味つけなので、他の料理と一緒に食べても大丈夫ついついライスのつもりで頼んでしまいそうなのが恐いけれど、チキンカツレツより高いのだから、それはほどほどに。
 チキンカツレツ。大きいお肉のわりに、出ている骨が細いナァ、こんなアンバランスなモモをした鶏っているかナァと思って食べたら骨は飾り、肉はムネと判明。

 〜今週のタイカレー 鯛カレーぢゃないよ 〜
 先日オットが買ってきたグリーンカレーペースト、また買おうと思ってあちこちで見るのだけれど、値段がお店によってまちまちで、けっこう高い。カルディで見たらここがいちばん安かった。さらにパウダータイプのも見つけたので両方買ってきた。
 今週はパウダータイプを使用。思ったより辛くない。タイのカレーはインドとちがって生のスパイスを使うそうで、どちらかというとペーストタイプに軍配があがる。
 ところで、タイ料理のお店ってよく「タイ国料理」とか「タイ王国料理」と看板に出ている。鯛料理のお店とまちがえられることってあるのかしら〜。

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