2004年12月
11月 よもだ亭日乗 目次 1月
財布はあった。筋肉痛はまだない。お腹の調子も良く、体重も増えていない。
おいしっくす(Oisix)のブロッコリーはやけに茎の比率が多いと思ったら、それは茎を食べてほしいというメッセージだった。これまでもったいないから気が向いたら食べよう、とわりと我慢して食べていたので、おすすめどおりに中華風に炒めてみる。アスパラガスだと思えば良いらしい。なるほど。場所によって味も微妙にちがっておいしい。皮をむくのがちょっと大変で(方々に茎がある)、これは厚めにむいた方が良いようです。皮の残ったところはなど、皮をしっかりむかなかったアスパラの根元近くとまるで同じ。
本郷にある『竹子』ラーメン屋さん。ラーメンがおいしいのはあたりまえ。そして週間サービスでゆでたまご無料食べ放題、ご飯はいつも無料でお代わり自由。水餃子は1皿5個で100円。世の中、知れば知るほどすごい世界がある。
捻挫の後遺症に長いこと手こずっていたが、さいきん良くなりつつある。今日は痛くない。ただ、左足が右に比べて極端に筋力が落ちているのがわかる。あとは稽古するのみじゃ。
で、お稽古のあと、『スパゲティ屋ドナ』で湯葉と牡蠣の豆乳スープのスパゲティを食べた。
予想より早く晴れ間が広がったので、オットは都心まで散歩に出る。わたしは家でのんびりまったり所用を片づける。
野菜はあらかた食べてしまったので、夕食は何か野菜を買い足してこようと思ったが、それなら、とオットと待ち合わせて日野駅近くの『サンガム』へ。出かけた帰りに寄るにはなんともさみしい場所にあるのだけれど、家庭的なので、家で食べる延長のような気分で利用している。本日はシークカバブ、モモ、ベジタブルサモサ、カレー(バターチキン、アルパーラック)、ナンとイエローライス、飲み物。
2週間前のインド料理の厄落とし、と言っては何だが、今日はおいしかった。ナンはナンだけで食べてもいいくらい。あのときは、たぶん体調と料理の選び方がまずかったのだ。おかげであれから少し反省して少食を心がけている。本当です。
ヤーコンを食べてみる。生でも食べられるというので、まずはそのまま。ちょっとアクがあるので水にさらす。
甘くて、シャリシャリ。残りは火を使って調理してみよう。
今日も『リンデ』のパンでサンドイッチディナー。手巻き寿司みたいなものか。それでもしっかり大根(紫大根)と納豆は食べている。
ヤーコンをアワビタケと一緒に炒めて、オイスターソースで味つけした。んまいっ。
見た目はお芋(ちなみにヤーコンはキク科の植物だそうです)。生でシャキシャキ食べられるところは山芋のよう、けれど、加熱してもシャキシャキなので大根代わりにもなりそう。甘いので、煮物なら甘味を加える必要もないと思う。ふろふきヤーコンとか、ブリヤーコンなんてのもよさそう。
先日、テレビドラマをライブで見た。テレビはあるが、ビデオやDVDを見るのに使うくらいで、こうしてテレビを見るのはほんとうに何年かぶり。番組はもちろんのこと、CMがおもしろいのなんの。はじめは何のCMだかさっぱりわからなかったし、商品を見ても実感がわかず、見るもの聞くものすべてが新鮮で、まるで生まれて初めてテレビを見るような、江戸時代の人が外国を見るような(よくわからん)、とても楽しい体験をした。そう度々テレビを見ていたらこの感動は薄れてくるので、また5〜6年くらいしたら楽しいかもなぁ。
目黒の林試の森公園へ。駅ビルでパンを買い、権之助坂を下って寄生虫館の手前で曲がり、住宅街の中を通ってアカシア門から入る。てっきり入園料がいるのかと思ったら無料だった。運動場あり、小さな子ども用の遊び場あり、池に鯉あり(スッポンあり)、夏の水浴び場あり、散策路あり、あずまやあり、イヌのお散歩をする人あり、ジョギングする人あり、なんでもありの、それでいながら近所の公園といった風情である。おおかた一周したところで、紅葉のきれいな鯉とスッポンのいる池のあずまやでお昼。曇り空でちょっと寒いけれど、日焼け止めもぬり忘れたしちょうどよかった。帰りは東門から出て目黒不動参道を通って目黒駅まで戻る。とちゅう、「四方田」という表札を見つけて感激。
銀座の中央通りを、銀座一丁目から六丁目くらいまで行ったり来たり、思いつくままにあちらこちら店をのぞく。休日かと思うような人出。まあ銀座には平日も休日もないか。ただ歩いているだけで贅沢な気分が味わえる。クリスマスが似合う街だな、とも思う。
ほぼ開店同時に『煉瓦亭』へ。煉瓦亭で今年初めての牡蠣を食べようというのに、直前になってわたしは海老フライにする。オットはカキフライ。それから元祖オムライスとパン。オットにはビール。海老フライもやっぱりおいしい。今年のそして牡蠣はおいしい。人の食べているナポリタンがちょっと気になる。ところで、海老フライはジャンルを問わず多くの店にありますが、ここの海老フライがおいしい、この店は海老フライに力を注いでいる、という店をご存知でしたらどなたか教えてください。
中央通りを行き来しているうちにかつてマロンフェアをやっていて目を輝かせた『カフェ モーツァルト』にかわいいマロンのタルトを見つけた。甘露煮の黄色いマロンがまるでリクガメの甲羅のようにあしらわれていて、とても気になった。しかし今日の気分は『風月堂』。行ってみたらこちらも負けずに素敵な「マロンオタルト」。渋皮なのでこちらに軍配があがる。しかし初めて食べると思ったら以前にも食べているらしい。オットの選んだケーキも前回と一緒。しかも夕食もほぼ同じ。さんざん迷っているつもりが同じ事を繰り返している。
風月堂を出てもまだ6時。東京駅まで歩く。
きのうのおいしい食事の余韻を噛みしめながら、今日は節制。きのうも全体としてはひかえめなのだけれど。
昨晩オットに蒸かしてもらったさつま芋(安納芋)とバナナを持って出かける。駅前の広場などにある、自由に使えるパラソルつきのテーブルと椅子で食べようと思ったら、席がいっぱいだったので、柱を囲ったベンチみたいなところでお昼。
夜はおろし大根スパゲティに挑戦。大根と生姜をおろして醤油味。おいしいはずだ……さらに研究の余地あり。
お昼はバナナを持っていこうと思ったが、この寒さでは外で食べるのもつらいのでやめた。電車の中にいるころ雨が降り出す。
お昼は『ドトール』で胚芽入りのトースト(公称値247kcal)とコーヒー。ちょっと前まではこれからお稽古だからと言い訳してしっかり食べていたものだが、今ここで食べたものが、お稽古の時に使われるわけではないと思ったら、軽くしても平気になった。
夕食。知り合いの方からいただいたご自身が作ったという大根。青首大根でない大根。葉は青々と茂っている。ここまで青々と育ったらふつうは食べないかもしれないけど、ブレイズにする。量が多くてフライパンに収まりきらない。野性的な味も食べているうちに慣れてきた。根っこの方は大根おろし。ものすごく辛い。
もうひとつ。紫芋を蒸してつぶしてクルミとレーズンを和える。これはかぼちゃのライスペーパー巻きの中身と同じ作り方。紫芋って皮が白くて中が紫。ふつうのさつま芋をひっくり返したみたい。
食後、お腹が苦しくて横になる。あの野性味あふれる大根の葉が手強かった。もっとよく噛んで食べなくちゃ……。食後2時間ぐらい、胃が外から見てもわかるくらい一生懸命動いていた。明日は、先週からずっとお昼に冬かきラーメンを食べるつもりなのに、このままだったらどうしようと思ったけれど、寝るころにはすっかり落ちついた。
太極拳。お腹が空いた。『揚州商人』へで念願の冬かきラーメンを食べた(先週はお腹の空きぐあいがいまいちだったので見送った)。
大粒で形のよいぷくぷくの牡蠣が6個。塩味でワカメとのりがふんだんに泳いでいる。シンプルで、磯の香りただよい、とてもおいしかった。
夜は先日のリンデのパンが残っているので、常備食と野菜だけのサンドイッチディナー。あ、きのうの紫芋のサラダと辛い大根おろし(納豆入り)も食べた。火をいっさい使わなかった割りには充実している。
よもだ亭の実家から大和芋が届く。どうもこれがよもだ実家のお歳暮の定番らしく、四国の親戚からは鳴門金時をもらい、芋の贈りっこをしているらしい。
とろろにあきたら、この山芋系の芋も、じゃが芋と同じように調理して食べるのも新鮮。加熱するとホクホクになるのでカレーに入れてもおいしい。今日は大和芋と長ねぎのサブジを作った。
『済南賓館』で、女4人集まっての忘年会。いつか、とっておきの記念日に行ってみたいと思っていたお店だったのでお誘いを受けて大喜び。今回は女同士で、ということになり、それぞれの家族がいかに羨ましげだったかという話で盛りあがった。オットは、わたしが出るとき楽しそうに自分の夕食の準備をしていたが……。
本格的な魯菜(山東料理)を食べるのは初めて。本格的も何も、本場では廃れてしまい、受け継いでこられたのがこちらのご主人であるというから。
コースの内容も知らず、あとからあとからお料理が出てくる。食べれば食べるほど元気になって、お腹は満たされてもけっして苦しくならない。酔っぱらい蟹ののこり汁、もったいないからいただいちゃおうかな〜と手を出したら「酔うから(あなたは)やめておきなさい」と言われる始末。ほんとうにお酒なんだ。
混ぜご飯、さすがにお酒組みは手をつけられず、初めて来たわたしを含む二人の、恨めしそうに見送ってくれた家族のおみやげに、と包んでいただいた。
朝からとてもお腹が空いている。お腹は元気だ。
お昼、おみやげの混ぜご飯を食べる。とっておきの記念日を作るべく、これから精進しようと誓う。お料理も習いたい。
『純喫茶ミロ』にて、玉子トースト。これで、ハム、チーズ、一通り食べた。スパゲティより軽くて、軽い夕食になるくらいの充実度。
オットの誕生日前夜祭。恒例のフグ。
実用的なものを、と思い、亀戸天神で買ってそのままになっていた亀の手ぬぐいで作ったポケットティッシュケースを贈呈。これでティッシュケースを作ることをひらめいたときは、我ながらいいアイディアだと思った。しかし隠し事のできない狭い我が家。オットのいない日を狙おうにももうその日は迫っていた。開きなおってミシンをかけていたのに、「どこで買ったの〜」とまったく気がつかなかった模様。
新宿へ出て(ティッシュケースはおいてけぼり)ぶらぶらしたのち、伊勢丹の地下でメゾンカイザーのパン、エクセルシオールならぬ『エクセシオール』でカフェオレを買い込んで伊勢丹の屋上でお昼。ここのところ伊勢丹の屋上は一部工事中。あの彫刻のあったコーナーは今後どうなるのだろう。
そしてまたぶらぶらと初台の新国立劇場まで歩く。『くるみ割り人形』を観る。西川先生、すぐにわかった。客席ではスタジオの友だちに会う。
お誕生日の晩餐は立川の『コム・ベトナム』。たぶん大丈夫だろうけど、せっかくなので電話で予約しておいた。今回初めての料理は鶏のレモン焼き。カリッと焼いたお肉にレモン風味の餡がかかっている。薄味でさっぱり。他にもお肉理にはオレンジソースがけなど、変わった餡かけがある。ここのベトナムコーヒーは現地で買って来ているらしいのだが、輸出量が増えてベトナム国内でのコーヒー価格が上がっているため、コーヒーを値上げしたとか。その輸出先の大半は日本だったりして。
太極拳。いつものように『アンデルセン』でパンとカフェラテ。いつもここで食べるので、半分に切ってもらっているのだけれど、今日の店員さんは「お持ち帰りの分はこれをどうぞ」と保存用の袋をくれた。気分は複雑。
ブロッコリー、ブロッコリー、どうやって食べようかな〜。ブロッコリーの蟹餡かけってあるけど、蟹はないので、そうだ、大和芋をおろしてふわっとかけてみようかな、でもいきなりやって失敗すると悲しいし、こういうときはできるだけ欲ばらない、シンプルにまとめるべし。ブロッコリー、ホワイトマッシュルーム、残っている長ねぎは小さめに刻んで、レモンがたくさんあるからここはいっちょコム・ベトナム風に、レモン風味の餡かけにしてみよう。決まった! レモンまるまる1個はちょっと酸っぱかった。
先週に引き続き、今日も女だけの忘年会。メンバーは二人。わたしにとっては未開の地、神楽坂へまいりました。スペイン風居酒屋。いける口の友だちがいないとなかなかこういうところへは来られません。時節がら、シンデレラの魔法がとける時間になっても電車は賑わっておりました。
若いころは11月中に書き上げていた。なにせ夏休みの宿題を7月中に片づけてしまうわたしだったので。しかしだんだんそういうわけには行かなくなっているのも事実。
今週届く予定になっていたおいしっくす(Oisix)のゆず、何の気もなくレモンに変更してしまったが、あれはいちおう冬至を意識して入れてくれていたのだろうか。そのうえ何にも考えず、ただ好きだという理由でかぼちゃを追加注文していた。まだ大事に取ってある。
東京駅の周辺には、東京ミレナリオの電飾があちこちに立っている。ついていなくてもそれなりにきれいなのがいい。東京ステーションギャラリーにて「国芳・暁斎なんでもこいっ展だィ!」。今日は、この美術館にしては人が多い。
さいきん買った、禁煙レストラン・カフェのガイドを見て、京王百貨店(新宿)の喫茶店へ。このガイドがなければまずやってくることのない場所だ。オットの頼んだロイヤルミルクテイはポットに入ってきて、カップ2杯分くらいある。ロイヤルミルクティでは珍しい。コーヒーもポットでお代わりを注いでみたい。カップ小さくてもいいから。
17時、ちょうど東京ミレナリオが点灯した頃(というのはあとで知った)、とんかつ三太へ行くと、看板の電気が消えていて、入口でまだ私服姿の店員さんたちがはしごを持ち出してお取り込み中。??? さりげなく(でもないか)通りすぎ、周囲を歩きながら、心の準備。しばらくして戻ってくると、お客らしい人が入っていくので、覗いてみると、中へ入れてくれた。
本日、オットは牡蠣フライではなく、純粋にとんかつが食べたい気分らしい。わたしは海老フライどうしようかなと思いながら、オットと同じ黒豚ヒレ。ここにもだし巻き玉子があることを確認。クリスマスイブにとんかつ、意外にも若いカップルのお客が多かった。
『らんぶる』はさいきんかぼちゃのケーキが売り切れていることが多いので、同じ界隈で、やはりかぼちゃのケーキを置いている、三越裏の喫茶店へ行ってみた。入り口にショーケースがあり、かぼちゃの無事を確認して入る。こういう動機でもないと入らなそうなところ。かぼちゃのプリンケーキはかぼちゃそのものの濃厚な味がよござんした。
今年最後のお稽古をして東中野までぷらぷら〜っと歩いて『カレーリーフ』でブランチを食べた。本日のカレーはかぼちゃ。
おいしっくす(Oisix)で注文した有機かぼちゃ(1玉)に包丁を入れる。重さを量ったらエラーが出た。まるで鮪一匹もらったように、写真を撮ったり秤にかけたり。今日食べる分(約400g)を切ってから、残りを量りにのせてもエラー。ということは1.4キロは確実(種も入れて)。
今日はココナッツスープの具にした。
太極拳。実は本日で最後。いそがしくなってきたので、今期かぎりで休止することにした。初めてからちょうど2年。先生や仲間には先週、辞めることを伝えておいた。最後の稽古、んんんん、いつもこのぐらい集中してやってりゃいいのにってくらい充実した。
で、お昼はいつもと変わらず『アンデルセン』。
おやつ。よもだ父の中国土産、天津甘栗チョコレート(天津純甘栗巧克力)。日本向けのおみやげなのか、中国語・日本語・英語で表記されていて、それがなかなかおもしろい。
配料:ゲラニユー糖、ゲラックココパアター、シルクパヴダー、バニツリン、ソヤレキスン。 わたしの知らない外来語ばかり。英語を参考に解読すると、
グラニュー糖、ブラックココアパウダー、ミルクパウダー、バニラ、レシチン(大豆由来というものか?)。カタカナの活字の置きまちがいなのだけど、楽しい。なぜか、中国語と、英語と、日本語で原材料の数がちがう。端折ったな。
夜。残りのかぼちゃを蒸してつぶして、レーズンとクルミを混ぜる。小分けにして今日の分はピーマンに詰めてオーブンで焼いた。残りは冷凍して、久しぶりにライスペーパー巻きにする予定。
洗濯、掃除(いつもの)、いいお天気だけど、布団も干さず、あとはごくごくふつうにそれぞれ仕事または読書。外と言えばベランダに出たくらい。
生鮮食料品は食べ終えた。梅干しさん、ちりめんさん、また来年ね。おいしっくす(Oisix)も今週はキャンセル。
その名はなおやす(雌)。はじめ、今年はナオミよ〜と聞かされていたのだが、それは母牛だった。それにしてもだ。
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