2005年6月

5月 よもだ亭日乗 目次 7月

6月1日(水) 

 埼玉〜東京〜横浜と大移動の日。そのまま横浜に泊まって翌日は鎌倉へ花菖蒲を見に行こうと計画しておいた。いつもなら今ごろ明月院の後庭園で花菖蒲が見られるのだが、日がせまっても咲かないものは咲かない。それならそれで、と、横浜での仕事のあと、オットと現地で待ち合わせることにして家を出る。
 この日は移動が大変で、ゆっくり食事をする間がないので、お腹を空かせて電車に乗って、中華街へまっしぐら。評判がよいので目星をつけていた『東林』さんへ。名物?の油淋鷄(若鶏の香りソースがけ)がとてもおいしい。ソースがさっぱりしていて、いくらでも食べられそう。一皿の量が多いので、いつもの調子で前菜、メインのおかず、麺、ご飯ものを頼んだらかなりお腹がいっぱいになった。
 それでも、ちょっとだけ甘いものが口にしたくて、横浜の喫茶店で、フォンダンショコラというチョコレートのケーキ1つとアイスコーヒー(亭主)、ビターなブレンド(オット)をいただく。アイスコーヒは、ふつうのとオリジナルコーヒーというのがあったので尋ねてみたら、オリジナルにはあらかじめミルクとお砂糖が入っているとのこと。先にきいておいて良かった。この店、水を切らさないのが信条なのか、コップの水が少なくなるとすかさずお冷やを取り替えに来ては丁寧に一礼して去って行く。その回数3回(つまり水4杯)。

6月2日(木) 

 ホテルの1階に『カフェ・ド・クリエ』。煙を敬遠して、ちょっと歩いて『スターバックス』へ。なんだか各地のスターバックスを巡礼している。
 チェックアウトして鎌倉へ行き、鎌倉駅から長谷方面へ向かって歩く。今朝、ガイドブックで、吉屋信子記念館が公開されている日にあたっていることを知る。年に計12日しか入れないと聞くと、こりゃ行っておかねば、という気になりますわね。ふつうに公開されていたらたぶん行かなかったでしょう。書斎側にも和室側にも庭があり、書斎の窓の外は藤棚。和室は立っていると落ちつかないので縁側に坐ってみる。

 そのまま歩いて大仏参り。今日は遠足の子どもたちがたくさんいて、境内の中でお弁当を広げている。大仏は素知らぬ顔をして坐っているけれども、人のお弁当をつまみ食いしたりしないだろうか。こちらもお腹が空いてきたので、鎌倉までバスで戻ろうとしていたら、ちょうど真っ赤な外観の「りんどう号」というバスが来た。運賃は普通のバスと同じ。
 オットの希望により、『イワタコーヒー』でホットケーキ。写真はこちら

 北鎌倉の明月院。あじさいの時期は混雑するため、すでに警備員が入り口に立っている。あじさいもまだ色づいておらず、人気の少ない静かな境内を散策。あじさいに、テントウムシ(およびその幼虫)らしきものを見つけたけれど、ちょっと柄がふつうのテントウムシと違った。丸窓の向こうから後庭園をのぞくと、菖蒲は少しは咲いている。聞くと、4日から開きます、とのこと。今度、本堂のお座敷にあがらせてもらって、丸窓から眺めてみるのもよいなと思った。
 『茶寮風花』へ。亭主は珍しくコーヒーセットではなく、抹茶セット。オットは煎茶セット。こちらもあじさいの時期にそなえて6月はアルバイトさんも来ている。ただ、まだお客さんが少ないので研修にならないんです、とのこと。そういえば明月院の警備員も暇そうだった。
 それほどたいした雨でもなく、円覚寺にも寄って静かなお寺散策。横尾忠則の「わが坐禅修行記」を読んだばかりなので、ちょっとだけ、禅の雰囲気だけ、味わってみる。修行場の方から聞こえてくる読経の声が迫力がっあった。

 横浜に戻り、なんとなくインド料理が食べたくなったのだが、横浜駅周辺にはどうも見あたらない! カレー屋でなくてインド料理が。
 ないものはあきらめ、相鉄ジョイナスの地下で、イタリア料理かタイ料理にしようと決める。ナンに似ているからピザ! という訳のわからない理由づけで『オステリア・ウーヴァ・ラーラ』へ。お勧めで、真っ先に目に飛び込んできたイサキの粗塩包み焼き、注文の時に「1匹まるごとのお料理ですが」と言われ、一も二もなくうなずく。ここで丸ごとの魚に出会えようとは! 丸揚げには及ばなくとも。
 ミイラのように塩に包まれたイサキを肩まで持ち上げて運んできて、(ピザもそうだった)、「こちらでお取り分けしてよろしいですか」という言葉におとなしく従い(ちょっとだけ自分でやってみたかった)、首を伸ばしてなんとかのぞき込もうとしたが手さばきは見えず。魚の身を皿に取り分けた後、塩の塊と、骨になった魚はすごすごと下げられてしまった。おしい、あれを眺めながら食べたかったなぁ。あわよくばつついてみたりして。ここでも食後にクラシックショコラ(オットはティラミス)とエスプレッソ。

6月3日(金) 

 そして今日は仕事。そのあと7月から始まる仕事先に挨拶。
 新しい場所に行くと、つい、周辺を歩きまわって、素敵なお店探しをしてしまう。それがけっこう疲れるのだな。

6月4日(土) 

 本日の銀座ひとりご飯は、『あるでん亭』銀座ソニービル店でカチャトーラ(鶏とグリーンピース)。

6月5日(日) オットは散歩へ、亭主はお稽古へ。

 今日はオットがひさびさにカレーを作ってくれるというので、お昼はドトールでトースト(ライ麦入り)とソイラテ。オットは、わたしの真似をして、新宿の『あるでん亭』。
 オットは枝豆とカレーの材料(かぼちゃ!)を買って帰り、わたしは『あけぼの』のずんだ大福を買って帰る。かぼちゃがとても甘かったので、かぼちゃのスイートカレーと名付けた。それと枝豆、キャベツとトマトのサラダ、食後にずんだ大福。

6月6日(月) よもだ亭のご飯事情

 半日水に浸け、鍋で40分ほどかけて炊くので、まとめて炊いて、残りは小分けにして冷凍していた。しかし、やはり電子レンジで温め直したごはんは炊きたてにはかなわない。おいしいご飯と少々のおかず、そんな生活にちと憧れはじめ、実験的に1合だけ炊いてみる。
 おいしいおこげな玄米になった。それはそれでおいしいのだが……。当分、炊き方や鍋の研究は続く。毎回炊くことの、時間的な問題というのはそれほどでもなかった。

6月7日(火) ハマクラ遠足。

 家の近くでもホトトギスの声が聞こえるようになった。予報を見ると、水曜日以降はお天気が優れないというので、ふたたび明月院へ。それと、横浜の『円空展』も。

 明月院についたのは、ちょうど後庭園が開いた10時ごろ。すでに人もちらほら。外国人のお客さん、入ろうとして有料と知り、引き返した様子。たしかに、ここに入るときに300円、後庭園でさらに500円と知ったら二の足を踏むひともいるかもしれない。「お客さん、見る価値はじゅうぶんあるからせっかくだし見て行きはれ」とは言えなかった。
 花菖蒲はほぼ満開。終わりかけた花はほとんどなく、これから咲くつぼみが少々、あとは全開。ウグイスやホトトギスも絶好調。「カラカラカラ」というか「コロコロコロ」というか、鳥の鳴き声も聞こえたが、何だかわからない。キツツキが木をつついているようでもあり、虫の声をマイクで拾ったようでもあり、みんな気になって聞こえるあたりをのぞいている。そこへちょうどリスの姿が見えたので「ああ、リスが鳴いているのねー」と納得しているおばさま方もいらっしゃったけれど……。山肌には小道ができていて、少しだけ上れるようになっている。以前はなかったところを見ると、昨年の台風で生じた崖崩れを修復したところ……? 水たまりにはおたまじゃくしもたくさん。あじさいはこれから。
 そしてまた『茶寮風花』。お昼まえなので、まだ空いているが、アルバイトさんも2人体勢。ちょっと趣向を変えて、亭主は単品でカフェオーレとうさぎ饅頭。オットはコーヒーセットのコーヒーを紅茶にしてもらう。ご主人に「ずいぶん頻繁にいらしてるんですね」と言われ、後庭園のことを話す。「来るたびにお寄りいただかなくても……」と恐縮ぎみ。まあ、花を見に来ているようでもあり、うさぎ饅頭を食べに来ているようでもあり。菖蒲を見ていたらお腹が空いて、これから鎌倉駅まで歩くためにもおじゃましました。
 亀ケ谷坂切り通しを通って鎌倉駅へ。電車から見える変わった建物を見つけ、近くに行ってみると、ちょっと近代的なお寺だっだ。線路沿いに行けるところまで行き、途中から線路を離れ、小町通りに出る。イワタ珈琲店は定休日。ふつうに軽くトーストが食べたいのでまえにも入ったことのある珈琲店で厚切りのトーストと、特選ブレンド。ご主人が蝶ネクタイを締めてコーヒーを入れている。

 横浜のそごう美術館の「円空展」。先週、円覚寺の境内にぽつりと置かれてあった像を見て、オットが「円空みたい」とつぶやき、帰りに横浜で円空展が開かれていることを知ったのだった。およそ32年間で12万体。一日あたり、ええと、ええと……。
 夕食は、これまた先週の続きで、イタリア料理とタイ料理で迷って先週は選ばれなかった『タイレストラン 沌』。タイ中華街の酢豚、タイ釜めし駅弁風、タイ屋台の焼きそば等々、変わったネーミングのものばかり。

6月8日(水) 

 圧力鍋の存在を思い出し、今日はこれで玄米を炊く。炊き方は鍋の説明書通り。1合でもほかほかのおいしい玄米がでけた。

6月9日(木) 

 出るわ出るわ、かつては不毛の地として捨ておかれたプランタ(写真左)からかぼちゃの芽が。余ったミニトマトを植え替えたところから出てきたので、引っ越しさせたのだが(写真右)、あらたにもう1つ発芽。朝顔も出てきたので、この細長いプランタ(写真左)にミニトマトの3、朝顔1、かぼちゃ2という賑わい。そして最初に出たかぼちゃを引っ越しさせた先(写真右)でも、もう1つかぼちゃの芽が。
 1個でもなんとか実らせたい、という欲から、また植え替えたりしようとも思ったのだけれど、あんがいこのまま好きなようにさせた方がいいかも、ということで落ちついた。

 今日はサンゴやまぶしたけの炊き込みご飯。前回の反省を元に、根元を上手に取って、洗わない。ちょっと欲ばって1合半。きのこの水分もあってやあらかい仕上がり。玄米で炊き込みご飯をすると、玄米と醤油の色で、見た目はかなり濃い。サンゴやまぶしたけもアワビタケのようにどこか動物性タンパク質的な味がする。

6月10日(金) 梅雨入り。

 ラディッシュのアブラムシと格闘。ふと、昔読みかけたうたを思い出したら、偶然にも3年まえの今日だった。もう、この際だから全部食べてしまえ! ラディッシュを。
 アブラムシは甘い汁を出すというので、食べたら甘いんじゃない? というオットは言ったけれど、できるだけきれいに筆で払い落とし、水に浸けておいた。そして、気がつくと、それまで無事だったミニトマトの方にアブラムシが移動している。近所の空き地に生えている桑の葉にやっと見つけたテントウムシの幼虫を連れて帰る。

6月11日(土) 

 めったに行かないけれどわりとおいしくて気に入っているNYな中華のお店へ仲間と入って炸醤麺(ザージャーめん)。これは薄味というより何か足りない? そんな気がした。さりげなく仲間に調味料いる?と言ってみたが、彼はそのままずるずる食べている。疲れていたのかも。わたしの舌が。

6月12日(日) 

 オットがパエリアを作ると宣言!
 大昔に買ったパエリアパンは手入れが悪く、使うのはコワイので、フライパンを使用。たっぷり2合の玄米にバナメイエビ、シラス、エリンギ、パプリカ、トマトなどを入れる。  意外と簡単にできるではありませんか。パエリアパンを買ってはりきって作った大昔は、まだ未熟だったんだなぁ。

6月13日(月) お隣の芝生。

 仕事で柏に行った。行く先々で街のにぎわいに圧倒される。仕事に行ってるんだか、遊びに行ってるんだか。
 電車に長時間乗るので、着るものはもちろん、弱冷房車を選んだりと気を遣ってはいても、身体の中から冷えてくる。車中で飲もうと思って買ったコーヒー(アイス)を家まで持ち帰ってしまった。

6月14日(火) 

 テントウムシの幼虫を連れてきた翌日(11日)、今度はオットがテントウムシと、幼虫を1匹ずつ連れてきた。いつのまにかテントウムシはいなくなり、幼虫たちもアブラムシを食べる間もなくサナギと化した。晴れてテントウムシになったらぜひうちでご飯食べてって〜。
 玄米を炊いていたら、いつのまにかタイマーが止まっている。セットし忘れたのか、鳴ったのに気がつかなかったのか。さいわい、しかけた時間を覚えていたので推定時刻で火を止める。

6月15日(水) ベリーニで遊ぶ。

 仕事、横浜が終点の時はなんとなくあわただしく食事をすませて家路を急いでいたが、今日は八王子でオットと待ち合わせて『ベリーニ・カフェ』へ。3月の食べ放題のとき以来。
 行くとまた同じ席に案内される。今日はパスタ1、ピザ2、その他もろもろという構成。ピザはハーフ&ハーフ(1枚のピザに2種類のトッピング)とまちがわれないように慎重に確認。ソフトドリンクにマンゴーのヨーグルトジュースがあり、初めて見たので好奇心から頼んでみる。ところが来たのはマンゴーのカクテル。色が透明なのでちがいは明らか。お酒は飲めないのでお帰りいただく。ブルスケッタが来る。茄子のトマトマリネとオストリッチのタルタルを頼んだつもりが、最初の方はフレッシュトマトとモッツァレラチーズになって出てきた。自分で注文しておいてわたしは帰るまで気づかなかったけれど、オットはひそかに気づいたらしい。どうしてもこれでなくては、というものでなければ来るもの拒まず。
 モグモグと食べていたら、見覚えのある女性のしっかり店員さんに「今日はブラッドオレンジ&トマトジュースじゃないんですね」と言われ、一瞬口の動きが止まる。話せる状況でない(咀嚼中につき)のでこっくり頷く。しばらくすると、注文を受けた方の、うっかり店員さんがやってきて「ペスカトーラ(ピザ)なんですが、失敗してしまいまして、もう5分ほどお待ちいただけますか」。5分くらいならそのままなにくわぬ顔して待たせておいてもよさそうなものだが、俄然、どう失敗したのだろうと好奇心が湧く。すると5分も経たずに運ばれてきた。ついでにこのうっかりさんの方に「ピッツァ・アンジェロ(3月に食べていたく気に入った)」はもうないのか聞いたところ、3月で終わり、仕込みに時間がかかるのでメニューには載せていないが事前に相談に応じますとのこと。
 代わる代わるうっかりさん、しっかりさん、時にリーダーらしき店員(男性)が通りかかる。そしてついにしっかりさんに「いつもこの席ですね」と言われる。ほんと、いつもキープされているみたい。「きっとこの次もこの席ですよ」だって。
 さいごにうっかりさんがアンケートを持ってきて、「そろそろ1万円当たると思いますので応募してください」。結果ははずれ。あー楽しかった。

6月16日(木) 

 東京ステーションギャラリーの「小山田二郎展」。美術オンチのわたしはもちろん、オットも知らなかった人。たまたまわたしがポスターを見かけておもしろそうだったので。ポスターから想像したのとはずいぶん違ってはいたけれど、見応えがあった。ステーションギャラリーにしては朝から入場者も多かった。
 大丸地下の気になるスパゲティ屋「チャオ」をのぞいてみたが、さすが人気の店。カウンター席なので2人にしては落ちつけないので、『PAUL』へ。11時を過ぎているのでれっきとしたランチタイム。つまり好きなパンを店で食べる時間は終っており、ランチメニューから選ぶ。オットはセゾン(季節の野菜サラダ)、亭主はキッシュ・ロレーヌ・プーレ・シャンピニオン(鶏肉ときのこ)、クーポンでカフェを2つ。ランチ用のパンはお代わり自由。このくらい野菜たっぷりのサラダとパンが気軽に食べられると良いのだが、さすがにそれだけの値段はする。カフェがサービスでよかった。
 夕食はきのうすっかり堪能したので、早めに帰り、家で特製アボカドのトマトソーススパゲティを作る。

6月17日(金) 

 テントウムシを連れて帰るが、恥ずかしがり屋で、うまく苗に宿らず、飛んでいってしまう。 つい先日、わたしは「そこにいるのは誰? トマトのムシさん?」と寝言を言ったそうだ。

6月18日(土) 

 お昼に『しげやベーカリー』のパンを食べて出る。オットの田舎から朴葉ずしが届く。おすしを冷凍するとどうなるかな。

6月19日(日) 

 スターバックスのスタンプキャンペーン。スタンプ3個で、カスタマイズをサービス。本日のコーヒーを飲む以外はたいていミルクを豆乳にしたりするので、ありがたい。
 夜は『ジュンバタン・メラ』へ。今日も誰かの結婚パーティ。このまえよりは一般席もじゅうぶんあり。お勧め料理のイカンアサムマニスは、まさにお魚の酢豚。酢魚?

6月20日(月) 

 亭主、仕事のあと、東京の大丸地下のスパゲティ屋『チャオ』でお昼。真っ赤なトマトのスパゲティ。 夜は、やはり大丸地下で買ったパンを中央ライナーで。
 家ではさなぎだったテントウムシが羽化して、あっという間に巣立っていった。

6月21日(火) 夏至。

 祖母がよもだ実家に来ているので会いにゆく。おばあちゃんはますます元気でもうすぐ89歳。
 お昼は近くの日本料理屋へ。わたしが子どものころからあったそうだが、さすがに子どもが行くところではなく。相模原膳という、地元の食材づくしの料理をいただく。
 夕食には帰宅し、解凍朴葉ずしとおいしっくす(Oisix)の枝豆。

6月22日(水) 満月

 おいしっくす(Oisix)のアワビタケで炊き込みご飯を作る。ごぼうと、空豆も参加。これだけあればおかずはいらない、といいながら、いろいろ。

6月23日(木) 

 午後より立川へ。ついたそうそうスタバで休憩。
 久しぶりに立川でいろいろまとめ買いをしたのち、『マユール』へ。チキンサグワラ、食べたつもりがここでは食べていないことに気づく。今日はまだ食べたことのないカレーシリーズで、もうひとつはポークマサラ。ナンはふつうのナンとバサンティナン(マンゴーとココナッツ入り)。どちらも4分の1にカットされて出てくる。カットされて出てきたのは久しぶり。そのまんまをちぎって食べるのが好きなわたしたち。チキンサグワラはこの店の他のほうれん草なカレーとくらべてもずいぶん色鮮やかでとろーりとした海苔の佃煮のような食感。
 食後は『みゆき館』で。

6月24日(金) 

 昨日は食事らしい食事は夕食のみ。それでもなんとなく胃が重い。梅雨バテか。
 夕食はきのう『アンデルセン』で買ってきたパンと、定番おかず、枝豆。質素といえば質素、豪華といえば豪華。

6月25日(土) 

 夜、オットと合流してミニコンサート。帰りに東京駅構内の中華料理の店で夕食。駅の中にしては、落ちついた感じ。とてもお腹が空いていたのでおいしく食べられたが、やはりふつうのおいしい店に比べると、ちょっと割高。駅の中で食事を済ませようなんていう状況の時にぜいたくはいえない。それでも、あの店に行きたい、とわざわざ切符を買って改札を通るくらいになったらすごいです。

6月26日(日) 

 いちにち胃を休めている休めていると元気になるから不思議。食欲があればあったで、食べ過ぎることに罪悪感を感じたりするけれど、元気なことはありがたい。夕食はひとり『サンガム』。久しぶりにライスのディナーセット。

6月27日(月) アルファルファが溶けた。

 ひとり暮らしをしていたころ、近所に『珈琲館』があって、よくお世話になった。別の店だけれど久しぶりに入ったら、とても懐かしい味がした。
 夕食は家で。おいしっくす(Oisix)からまるごとのかぼちゃが届く予定だったのだが、品質不良のため欠品とな。

6月28日(火) 室温37度突破。

 今年はいつまでアルファルファが作れるだろうか。混まないように、風通しをよくして様子を見ながら作っていこう。
 タイカレーが作れそうな材料がそろっている。タイカレーペーストがない(近所のスーパーにも置いていない)ので、カレー粉とココナッツパウダー、ナンプラー、メイプルシロップ(!)などを駆使してオットが挑戦。自己流ながら、かなりタイカレーらしいものができた。

6月29日(水) 

 トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団の公演。気分を変えて神奈川公演を選んだのだが、チケットを予約したときは、今の仕事のことなど予想だにせず。まにあってよかった。オットとは現地集合。
 毎年、梅雨から夏にかけていちばん大変な時期に来る人たち。慣れない土地を日々転々と移動するだけでも大変です。気がつくとメンバーもずいぶん入れ替わって、何だか自分の方が古くなったなぁと感じた。
 帰りは、近くに新しくできた『揚州商人』で、黒酢炒飯と上海やきそば。午前4時までやっている。

6月30日(木)

 今日は冷蔵庫の在庫整理。マイタケとごぼうは炊き込みご飯。
 圧力鍋のせいなのか、玄米だからなのか、炊き込みご飯らしからぬ不思議な色になる。水墨画か、薄墨羊羹のよう。

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