2005年5月

4月 よもだ亭日乗 目次 6月

5月1日(日)

 横浜駅で降りる。横浜へは何度も行っているけれど、だいたいが桜木町、みなとみらい、中華街、関内で、横浜駅周辺ははじめて。まずはスタバのシァル店で腹ごしらえ。ここのスタバでは提携しているアンデルセンのパンが食べられる。お昼少しまえで、まだそれほど混んでいない。そして5日に閉店する三越やその中にある『スパッソ』を見学したり、相鉄ジョイナスの屋上、ジョイナスの森彫刻公園をみたり、横浜の主要なレストラン街をひととおり見てまわる。イタトマ・Jr.にハニートーストの垂れ幕を発見。
 ファンケルガーデンにある『チャヤマクロビ』という喫茶で、オットはジル&ソイ、亭主はソイグルトを頼み、休憩。ジル&ソイとは、青汁と豆乳のドリンク。ソイグルトは豆乳のヨーグルトドリンク。ケーキの誘惑に打ち勝つ。
 ようやく馬車道へたどり着き、荷を解いてから、夕食をもとめてワールドポーターズへ。このあたりまでくると、連休らしい賑わいがある。店はインドネシア料理の『スラバヤ』と決めてあるので迷わず入る。テンペ、サラダ、焼そば、メインディッシュ等々を頼み、お腹を空かせながら「最初は何がくるかな、やっぱり(茹で野菜の)サラダかな」と言っていたら、いきなり焼そばから来た。
 ワールドポーターズ内を歩きまわって、とくに惹かれるデザートがないので、歩いて馬車道まで戻り、ホテルの下の『タリーズ』でコーヒーを一服。さいきんの外出の中ではわりと控え目な食生活。

5月2日(月) 

 『別館馬車道十番館』でお店で焼いたパンとコーヒー&紅茶の朝食。
 いったんホテルに戻ってから、みなとみらい線でみなとみらいへ。「ルーヴル美術館展」を観るつもりで横浜美術館へ行ったら長蛇の列。1時間半待ち。まだ開催期間はあるし、何もGW中に並ばなくてもいいか。
 みなとみらいを偵察してみると、ランドマークタワーの5階に新しいレストラン街ができていた。予定が変わったのでベンチに坐って今後の策を練る。とりあえずおやつは、パンプキンタルトを念頭に、赤レンガ倉庫の『カフェ・マディ』へ。
 赤レンガ倉庫も平日からは想像ができない混雑ぶり。さいわい、『カフェ・マディ』は席もあり、テラス席にがあいていた。さすがに季節は移り変わり、季節のおいしそうなケーキが並んでいた。オットはフロマージュクリュ(甘酸っぱいパイナップルのジュレをとじこめたレアチーズケーキ)とアールグレイ、亭主はシャルロットマンゴー(爽やかなシトロンの香りをのせたマンゴームース、マンゴー果肉をたっぷり)とマディカフェ。おいしい、おいしい、と食べながらも、人の食べているピザがとてもおいしそうで気になる。いつか食事に来よう。
 赤レンガ倉庫から見えた、海上保安資料館横浜館の工作船展示館が観たくて行ってみたら休館日(毎週月曜日)で、いちおう平日であることを思い知らされる。
 何とはなしに海を眺めていたら、にっぽん丸という大きな客船が停泊している。その向こうにこんもり盛りあがった公園のようなものが見えたのでそれをめざす。そこは横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上で、一面ウッドデッキと芝生広場で覆われている。にっぽん丸は入港したばかりで、着いたお客さんを迎えるブラスバンドの演奏が聞こえてきた。
 しばらく潮風にふかれてから、中華街へ。気になるお店をのぞいたあと、今日はやっぱり知った店でゆっくりしたいと思い、『萬珍樓點心舗』へ。點心を中心に、控え目に。地鶏の塩魚風味チャーハンは、生姜が効いていてとてもおいしかった。

5月3日(火) 

 朝食を食べにホテルを出ると、馬車道の歩道にはロープが張られ、すでにレジャーシートを敷いてパレード見物の場所取りをしている人もいる。『タリーズ』のモーニングセットに惹かれて入るが、モーニングメニューのトーストとベーグルを頼んでおきながらセットにはせず、好みの飲み物を別注文。部屋に戻ってチェックアウトをして出るとすでに通りは見物客で大にぎわい。

 赤レンガ倉庫方面に向かって人海を泳ぐ。赤レンガ倉庫は大混雑。外に出て道路脇でパレードを待つ。すいているなと思ったら、そこは、いったんパレードを休止して入る横道の角なのであった。舞台でいうなら袖。だいたいのチームがほっとして、素になって通りすぎて行く。それでも入ってくる人々に拍手を送るわたし。たまに、演技を続けて頑張っている子や、ちかよってきて握手してくれるピエロがいたり、車の白い手袋をして手を振ったりして、まるで政治家みたいだなと思っていたら、それは横浜市長の一団で、横道で人の少ないところに立っていたおかげでこちらが目だったのか、市長さんたら目をそらさずじっとこちらを見つめて手を振ってくれたりして、さすがは市長さん、などと思ってしまった。
 ふたたび倉庫内に入るがとても食事にありつけそうもなく、山の手にでも行こうかと思っていたら、みなとみらいの『アフタヌーンティールーム』にすんなり入れた。

 ランドマークタワーは天気もよく、視界良好、待ち時間なしというので昇ってみる。待ち時間なしとはいうが行列ができている。エレベーター係のお兄さんは、エレベーターの速度は云々と、時間内にぴたっと口上を言い終える。昇り切るあいだに言い終われなかったら、さて……。
 展望台から見ると、すでにパレードは終わって交通規制も解除されている。大桟橋ににっぽん丸の姿はすでにない。視界良好といえど富士山や東京タワーは見えず。でも、道路沿いの満開つつじが、おもしろいピンクのラインをなしていた。つつじとわからなければ、アスファルトのあのピンクはなんだろう、と思うところ。

 夕食は軽くイタリアンな気分なので、おなじみの『ブコ・ディ・ムーロ』へ。ずいぶん日が長くなり、店内が明るいので不思議な感じ。お魚中心の前菜に、イワシとアンチョビのスパゲティと生ハムと生野菜のピッツァなど。店員さん(女性)に「これはチーズやトマトソースの載った普通のピッツァではありませんがよろしいですか?」と言われ、もちろん了承。そしてこのピザは、あらかじめ切り分けた台の上に野菜と生ハムがどさっと盛りつけてあり、店員さん(男性)は、持ってきた瓶のオリーブオイルを野菜の上にたっぷりふりかけたあと、「お好みでおかけください」と瓶を置いていった。人気メニューらしく、このピザはあちこちのテーブルに運ばれていた。
 いつもならこのまま宿泊先へ戻るのだが、今日はこれで帰宅。ああ、楽しかった。

 そして、帰ってきたら、植え替えたミニトマトの芽がへにょへにょになっていた。み、水……。

5月4日(水) すみやかに日常に戻る。

 いつも通りに起床。旅行中よりはちょっと遅め。お腹も食べ過ぎの感がなく、良い意味で後を引いていない。
 お昼にくだものを食べたあと、二人で散歩がてら買い物へ。ハナミズキはそろそろ終わり。つつじは処によりまだまだ。ご近所の庭はいろいろな花が花盛り。
 よもだ亭のベランダでは、ラディッシュ第二弾を蒔いた。
 夜は水菜とトマトのサラダ(自家製豆乳マヨネーズ)、空豆、さつま芋のタロイモライスペーパー巻き、玄米ご飯(シラス、納豆)、大根おろし、そしてなぜか寒天(水だけで作ったもの)。

5月5日(水) ふつうの生活に戻ったつもりが

 午後からぼちぼち昭和記念公園へ。久しぶりにアンデルセンでパンの塊を買い、園内でレジャーシートをしいてほおばる。今日は子どもは入場無料。迷子も多数。
 夜は『コム・ベトナム』へ。もしかしたら祝日はお休みかと思って電話をかけてたら営業していた。前回来たのはオットの誕生日。若いお兄さんが二人で切り盛りしていて、今日もママには会えず。新しいメニューが出ていて、さっそくチャオトム(海老のすり身のサトウキビ蒸し)を試してみた。見た目には、サトウキビをちくわの竹に使ったようなもの。オットが、サトウキビも食べられる、とバリバリ食べるので、おそるおそる一部食べてみた。後で調べてみると、いちおう食べるのはまわりのすり身だけらしい。お店の人びっくりしなかったろうか。恥ずかしいくらい何でも丸ごと食べてしまうわたしたち。

5月6日(金) すばらしき発想かな。

 夕食はオット担当。蕪とかぼちゃを買ってきて、何にしようかな〜と考えている。
 蕪は寒天を入れた豆乳スープで和え、冷めてくると煮こごりのように固まる仕立て。蒸してつぶしたかぼちゃと、茹でて刻んだ蕪の葉を一緒にしてサラダ。これが豆腐なら白和えといったところ。でも味のメインはかぼちゃ。

5月7日(土) 横浜の記録も綴ってます↓。

 お稽古のあとすっ飛んで美容院へ行き、髪を切る。ここまでで朝のコーヒーと、途中で野菜ジュースを飲んだだけ。お腹が空いた。
 地下鉄のあちらこちらでスタンプを押しながら銀座へ。メゾンカイザーでワカメ入りパン等を購入。スタバはどこも混んでいるので、通りでチラシを配っていたマロニエ通りの『サンマルクカフェ』がもしかしたら空いているかもしれないと思って行ってみたら空いていた。地下と1階が禁煙、しかもミルク・砂糖なしのブラックを選ぶとコーヒーが少し安いのが嬉しい。
 銀座でひとり夕食というのはむずかしい。そこで有楽町の『Meal MUJI』で、お好みデリ3品セットとお味噌汁をいただく。選んだおかずは、ほうれん草と穀類のサラダ、かぼちゃとおさつのサラダ、トマトとアボカドのツナサラダ。ご飯を選んだのだが、どうもパンに合いそうなおかずばかり選んでしまった。
 4日に蒔いたラディッシュがもう芽を出した。3月に蒔いたときは発芽に10日かかった。こんどこそ二十日大根名誉挽回。

5月8日(日)

 お昼の後。きっとスーパーではゴーヤを目立つところに置いて売っているだろうと思った。その通りだった。しかしゴーヤは通りすぎ、枝豆(台湾産)とキャベツを買う。
 お茶の後。豆乳の素で寒天を作る。豆乳寒天と豆腐、やっぱり少しちがうかな。

 夕食。今年初の枝豆。去年もちょうど今ごろ、台湾産枝豆で幕を開けた。きのう買ったパン、トマトと蕪のサラダ、キャベツのブレイズ(カレー風味)、豆乳寒天は、見た目チーズ、味は豆腐。そのまま食べたり、サラダに混ぜて食べたり、パンに挟んでみたり。メゾンカイザーのワカメ入りのパン(パンオザルグ)、味噌をつけて食べればもう味噌汁。

5月9日(月) 亭主元気で留守の間に……

 葉わさびの下ごしらえ。ふつうに茹でるとただの青菜になってしまうので、わさびらしい辛みを出すには工夫が要るそうなのです。
 さらに、大根に残っていた葉(基本的にはカットされている)を刻んで浅漬けにするのは、貧乏性のわが家ではよくあることですが、それがアチャール風(インド?の漬け物)の味つけになっておりました。
 やはり、腹八分目の方が、食後も動きやすくて良いですね。なかなかいつもそうはいかないけれど。

5月10日(火)

 それぞれの目的のために一緒に家を出て途中まで電車も一緒。帰り、電車から降りて階段を下っていると、見慣れた人が。オットだった。
 『ダンディゾン』のグラッパというパン、説明によるとスペイン産サルタナレーズン150%入り。150パーセント?? レーズン入りのハードなパンと思いきや、切った面積の半分以上がジューシーなレーズン(ラム酒漬けらしい)で埋め尽くされた、ジュワ〜ンとした、ほとんどデザートだった。

5月11日(水) 節制モード。スタバにパイナップルココナッツスコーン発見。でもコーヒーだけ。

 健康雑誌にのっていた寒天特集にのせられて、とうとう玄米を炊くときに入れてしまった。味が変わる、というより口当たりがずいぶん柔らかくなる。こちらの方がだんぜんおいしいとかそういうわけではないけれど、これが身体にいいのなら、ま、ちょっと入れてみるのも悪くないかなというところ。いつもまとめて炊いて残りは冷凍するのだけど、はたしてそれはどうなるか。

5月12日(木) 

 午前中にひと仕事すませてから、損保ジャパン東郷青児美術館へ。空いている。
 そのあとスタバで、出たばかりのパイナップルココナッツスコーンとシナモンスコーン、ソイラテ。銀行に併設された小さなお店なので、スコーンは袋入りで、原材料が詳細に書かれている。
 立川へひとっ飛びして夕食は『マユール』へ。ひかえ目にカレー2品、ナン2種類、サラダ、サモサ、ドリンク。
 先日、『銀座みゆき館』でおいしそうなアップルパイを見つけ、そのときはすでに売り切れていたので、今日はどうかなぁとのぞいてみたら、やはり今日も終わっている様子。そこでもうひとつのケーキ屋さんへ行った。こちらのケーキは小さめで上品なのが特徴。なんと今日はケーキバイキングの日で、バイキング用ではなく、ふだんお店で食べているケーキが食べられるらしい(要予約)。バイキングをしている一団のほとんどが若い男性だった。

5月13日(金) 風邪、じわじわと進行中。

 夕食は友だちと南青山で久々の会合。昼過ぎに仕事が終わり、午後に友だちの一人と落ち合うまで、けっこう時間があると思っていたら、買い物をしているうちにあっという間に時間が過ぎた。お昼はアンデルセン系の『カフェ・デンマルク』(全席禁煙)で。バゲット1本を食べている外国人のお兄さんがいた。
 『トラットリア・ミキータ』は小さなお店で、お客さんの回転はほとんどなく、ゆったりとしている。メニューは前菜、パスタ、メインから各自が1品ずつ頼むようになっていて、そのメニューが多いので、テーブル数が少ないとはいえ、厨房は大変だろうと思う。味見する姿を何度も目撃。

5月14日(土) 

 3時間はゆうにそこで過ごしたろうか。帰ったら日付が変わっていた。とてもじゃないが午前のレッスンは行かれないと思っていたら、行けてしまった。
 帰りにカルディに寄る。アネージの、スパゲティーニだけがない。
 夕食は、トマト缶で寒天を作り、固まったものを、ごくふつうのトマトソースとして使ってスパゲティにした。とうぜんのことながら、温めているうちに液体になる。食べているあいだも、表面が(温めた牛乳のように)若干、膜ができるように固まっていくけれど、ふつうにおいしかった。そのまま冷やしたらどうなるかな。

5月15日(日) 

 5月のお誕生日会を『眞一館 宇津木亭』で。お店の人に「お近くから?」と聞かれ、「ええ、歩いて」と答える。徒歩約10分だもんね。そしたら「雹が降りましたね」だって。うひょ〜。雷も鳴ったし、降ったのは知ってたけど、雹だったとは気がつかなかった。
 記念に、スペシャルカルビ3200円を頼んでみる。食べながら一切れいくらと計算しているようでは味がわからない。ポッサムキムチ(海鮮キムチ)やパジョンなど、焼肉以外のメニューもいろいろと食べてみた。ビビンバは石焼きではなく、ふつうのにした。猫舌にはこちらの方がありがたい。

5月16日(月) 

 島らっきょう(生で)、葉玉ねぎ(ブレイズ)、大根おろし(辛いっ!)。どれも刺激的。そしてまるごとのかぼちゃは蒸してつぶしてレーズンとクルミを混ぜてタロイモライスペーパー巻き。冷凍しておいた寒天入り玄米ご飯、温めなおしてもそれほど味は変わりなく。

5月17日(火) 気持ちよさそうにウグイスがホーホケキョ

 午後は仕事関係のボランティア。12時に家を出ればよいのだけれど、オットが立川まで散歩する、としたくをしているので、飛び入りでついてゆくことに。立川に着いたらそこでお昼を食べて行こうという計略。
 多摩川を渡るのに遠回りしながらほぼ2時間の行程。途中、テントウムシの幼虫やオトナになったテントウムシをたくさん見かけた。テントウムシの幼虫は、知らなければ気持ちワルイ虫としか思わなかっただろう。そしてひたすら、コンビニも自販機もないところを歩き、オットが見つけた木イチゴでのどを潤す。
 お昼は長いこと懸案事項だった『パスタフローラ』へ。悪くはない。が、近ごろそこそこおいしいスパゲティを出すお店が増えてきているので、よほど特色がないと。
 オットと別れて、仕事をして帰宅。夕食はパンディナー。パンはオットが買ってきたアンデルセンの赤ワインブロート。生で食べるつもりのアボカドがまだ青かったので、ブレイズしてカレー味にしたら、これがうまかった。

5月18日(水) 

 夕刻、横浜での仕事が終わるまで、ゆっくり坐って食事するチャンスがない。これまでは、やれやれ、と『スパッソ』へ入ってりスパゲティを食べていたのだが、それも横浜三越の閉店と同時になくなった。慣れない土地でひとりご飯をもとめてさまようのはちょっとさびしい。
 『スパッソ』を経営している会社のホームページを見ていたら、姉妹ブランドの和菓子屋で、だだちゃ豆のずんだ大福が期間限定で売られていることを知った。

5月19日(木) 

 日本橋三越新館へ、小倉遊亀展を観に行く。
 東京駅まで行き、大丸の地下、例の『鎌倉五郎』でだだちゃ豆のずんだ大福を買い求める。ふと振り返ると、向かいの『ふるや』という和菓子やにも古賀音団子のずんだがある。それならいっそ、ずんだづくしにしよう、と、ずんだ大福を買ってから、ちょっと離れた『ずんだ茶寮』でずんだ餅を買い、また戻って『ふるや』のずんだ団子を買う。そして飲み物も。大丸の屋上にでも、と思ったら、ビアガーデンの時間帯以外はあいていない。どこか食べられそうなところ……まったく宛がない。地図で公園らしきものを探して駅を出ると、ビルの谷間にサラリーマンの憩いの場所が。日陰は満席なので、帽子をかぶったまま仲間入り。そこでずんだ大福、ずんだ餅、ずんだ団子を広げる。量はそれほどでもないが、甘いもの責めでお腹がもたれる。
 生誕110年記念の小倉遊亀展。以前観た絵にも再会。
 夜は予定していたマレーシア料理のお店、予想外にずんだがお腹に影響しているので、軽めのイタリアンに、ということで有楽町の『ベリーニ・カフェ』。有楽町店は初めてです。
 メニュー全般がヘルシー指向になっているので、そんなつもりはなくとも、注文する品を読み上げているとヘルシー指向になっている。ブルスケッタの無農薬野菜と有機豆のカポナータ、季節野菜とおからのイタリアンオムレツ、ピッツァはハーフ&ハーフでアスパラギ(アスパラの豆腐マヨネーズソース)とメランツァーネ(茄子)、自然農法レタスのペペロンチーノスパゲッティ、季節野菜のホワイトミートソーススパゲッティ。狙ったわけでもないのに、トマトの入った料理がなく、赤くない不思議な構成になった。そういえばお昼も黄緑一色だった。デザートはおやすみ。

5月20日(金) 

 仕事のあと渋谷のイタリアントマト・カフェJr.に行ってみる。ここでも見たのだ。ハニートースト(この店ではスイートトーストというのかな)の垂れ幕を。そうしたらなかった。3時以降のメニューです、と言われた。とすると、むずかしい。あれをおやつに食べてしまうと、夕食が……。お昼に食べたいの。

5月21日(土) 

 久しぶりの『サンガム』。

5月22日(日) ずんだ大福談義

 先日食べた、『鎌倉五郎』だだちゃ豆のずんだ大福は、『成城石井』のずんだ大福に外観がとてもよく似ている。そうか『鎌倉五郎』の方は「だだちゃ豆」がつくのだな、似てるけど、だだちゃ豆入りなのだぁ〜と思っていた。
 今日、『成城石井』で今年初のずんだ大福を見つけ、さっそくおやつに買って帰り、さっそくラベル表示を確認。こっちにもだだちゃ豆は入っていた。成分内容には多少のちがいがあるものの、OEMかと思うほどにそつくり。どちらもおいしい! 値段も一緒。『鎌倉五郎』の方は5月下旬まで。
 そうなのです(ナニがじゃ)。冷蔵庫がきれいに空っぽなので、お稽古の後、オットと立川で待ち合わせて中華街の『菜香』お食事したのでした。帰ったらずんだ大福がある! だから、ひところよりはひかえ目に、メニューを厳選して。

5月24日(火) 

 今日はお腹が空いて目が覚める。久しぶりの家ご飯。
 豆乳寒天を作ったり、作り置きの豆や人参サラダを用意したり、ライスペーパー巻きにするさつま芋の餡を作ったり……。
 先週のおいしっくす(Oisix)の大根がもんのすごく辛かったので、今週の、シッポの部分はきのうオットが食べておいてくれた。パンディナーの日は納豆とシラスを大根おろしと一緒に食べてしまう。これに海苔をちぎっていれたら、もう立派なおかずの一品。それと、大根にほんの少し残っていた大根葉で、オットがアチャール風にカレー味の漬け物を作っておいてくれたのだが、今回は少し改良をこころみていちだんとおいしくなっていた。

5月23日(月) 

 仕事で外に出る機会がふえると必然的に外食が多くなるので食べたいものを食べていると大変。時間があいてちょっと休憩しようと思うと、ついコーヒーと何かってなことになったりもする。食事どきに食べられるとも限らないので、食事の間隔を考えて、今日は早めに軽いお昼と野菜ジュース、夕食は銀座のファンケルスクエアにある『ファンケルキッチンD』でひとりご飯。

5月25日(水) 

 サンゴやまぶしたけ。ダシがうまい! というふれこみだったので、豆乳スープにしてみようと思った。ついでにちょっと寒天を入れてみたりして。
 おいしいのだけれど、それほど出汁がきいている感じがいまいち……「洗うとうまみが逃げるんじゃないの?」とオット。食べ物は洗って食べるものと条件づけられているわたし。
 説明を読むと、「やまぶしたけのうまみ成分や栄養は水に溶け出しやすいので……」とある。ほんとだ。だから洗うなとは言ってないけれど。それにしてもけっこう念を入れて洗っちゃったもんな。こんどまた挑戦しよう。

5月26日(木) ムーミンとスヌ、顔の形がどこか似ている。

 後楽園にある「ラクーア」へ。なぜかというと、施設内の『news DELI(ニューズデリ)』をはじめ、『ムーミンカフェ』にもハニートーストがあることを知ったから。『アンデルセン』系列の『カフェデンマルク』もある。
 お昼どきに到着して、ひととおりレストランをのぞいたあと、まあニューズデリはここでなくても、ということで、『ムーミンカフェ』に決定。ランチには目もくれず、ベーカリーコーナーで「スニフの黒パン」ハーフサイズと、「クランベリーとカシューナッツ」のパンを買い、店内で食べる宣言をして、半分にカットしてもらう。もちろん、スライスではなく。テーブルについて、飲み物を選び(カフェラテ)、参考までに本日のハニートーストの内容を聞いてみた。ランチタイムには出していないようで、店員さんは恐縮している。ごめんなさい、こちらも聞いてみただけなの。
 カフェラテにはシナモンとジンジャーの味のするクッキーがついてくる。日曜日にはニョロニョロのパンがあるそうな。ショップ内にはニョロニョロ型のトングもあった。
 朝は、お昼のあと、気分しだいで上野の美術館でも、と思っていたのだが、オットがジェットコースターに乗ろうと言い出した。レールを見ると、まっさかさまにぐるんとひっくり返る場所もなさそうなので気軽にOK。順番を待っていると、荷物、ポケットの中のもの、メガネ等、すべて外して指定のロッカーへ入れてください、とのこと。今までそんなことを言われた記憶がなく、まさかそんなにすごいとは最後まで思われず、どうせメガネを外したなら恐くないだろうからずっと目を開けていようと思ったら、もうつぶりっぱなしの上に、首を痛めた。オットは目を開けていたそうだ。証拠写真もあった。
 ちょっと休憩して気を取りなおして、観覧車に乗る。観覧車の周りをさきほどのジェットコースターがグルグルまわる。端で見ているほうが楽しい。

 新宿へ行き、アネージのパスタを使っている『テラッツァ・デル・パスティフィーチョ』の前を通ったら、なくなっていて改装中になっていた。1月にはじめて行って、その直後に営業時間が変更したりしてなかなか行くチャンスがなくなって、気がついたらアネージのサイトからもページが消えていて、こんなことになっていようとは。むずかしい場所なのでしょうか。できて間もなかったはず……。
 迷い疲れて初めて入るタイ料理のレストランへ。はじめはどうかなぁと思ったけれど、なかなかおいしかった。とくにスパイシー太麺焼きビーフンは今までのタイ料理にはない複雑な味と香り。
 帰りは奮発してライナーで。駅構内の成城石井にずんだ大福を見つけ、さらにドトールでコーヒーを買って車内で宴会。

5月27日(金) 今回玄米は寒天抜きでふつうに炊いた。

 今日、スーパーに出ていた枝豆は、台湾産ではなく、静岡の、駒豆(こまめ)、という温室栽培ものだった。つい、茶豆とか特徴のある豆をもてはやしぎみなのですが、ふつうの緑色の、おいしい枝豆でした。 夕食は、残っていたフルーツ玉ねぎを何とか引き立てようと、トマトと茄子を買ってきて、カポナータ風に。さましておいしくいただきました。

5月28日(土) 

 『麒麟坊』にて、ジャコと青ネギの炒飯。小皿にかぼちゃと鶏肉のサラダがあったので、頼んだら、今はできないと言われ、代わりに棒々鶏もおいしいですよと勧められた。量の見当がつかぬまま、せっかくだから食べてみた。炒飯も棒々鶏もたっぷりなうえに、小皿料理は割引サービス。早い時間でお店の人も食事中とあって、独りながらほのぼのとしてきました。

5月29日(日) 神田川にカルガモの親子がプカプカ。お茶の水橋より

 ラディッシュとミニトマト。やはり虫はつくなぁ。アブラムシと、葉っぱの中を泳ぎ回る虫。テントウムシが近くでうまく見つかるとよいけれど。
 ミニトマトは本に則って、芽が出たあと苗用のポットに移し替えたのだが、何だかそのまま置いておいた苗の方がよく育ってきた。で、どれを選んでよいか、選ばれなかったものを処分するのも忍びず、いくつかの本命は砂床で、残りは空いている鉢(土が入ったまんま)に植え替えた。
 その、まえに何かに使った鉢に植え替えたミニトマトの根元から不思議な植物がふたつ。ひとつは昨年植えた朝顔、もうひとつは今年の2月に蒔いた雪化粧かぼちゃの種だった。なぜ今ごろ。

5月30日(月) 

 このまま梅雨してもおかしくないような天気。でもまだホトトギスの声を聞いていない。
 明月院へ電話をした。今年の菖蒲は遅いらしく、後庭園の公開は予定が立たっていないとのこと。昨年の秋の公開は台風の被害で見送られたが、そちらはすっかり回復したとのこと。あとは菖蒲を待つばかり。
 パンにかぶりつきながら、パンの中に埋もれてかじってみたい、という話をした。栗の中にいる虫って周りじゅう栗でいいなぁ。昔、コーヒーゼリーの中を泳ぎたいとも思った。トンカツの中に入るのは苦しそう。カレーの中はちょっとやだなぁ。

5月31日(月) 昨日は水なしで蒸してニョクチャムをかけた。

 キャベツ。ちぎって塩もみしておいて、トマト、ホワイトマッシュルーム、豆乳寒天と一緒にサラダにする。ドレッシングはカレー風味。

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