2004年10月

9月 よもだ亭日乗 目次 11月

10月1日(金)  ゴミ有料化スタート

 今日からゴミの有料化が始まった。指定のゴミ袋を購入し、それに入れてそれぞれ自宅の前に出す。
もともとゴミは多くないが、小さい袋に収まると「えっへん」という感じである。それにしても、配布された冊子の分別一覧はおもしろい。こんなものも? というものまで載っている。いつか紹介しちゃおうかな。
 『ミロ』でミートソーススパゲティを食べる。これで、ナポリタン、ミラネーゼ、ミートソースと一通り食べたことになる。  近所にパン屋が近々オープンするとは聞いていた。ここにパン屋ができるのはこれで3軒目。通りかかったらすでにあいていた。ただし、夕方のためすでに商品はなし。

10月2日(土)  

 インド・ネパール料理の店でチャオミンを食べた。ネパールの焼そば、という説明を見たときから気になっていて、いつかは……、と思っていた。まあ、焼そばだった。
 さいきん、こんなのばっかり食べてるけど、ほんとうにダイエットしているのだろうか。
 オットが偵察がてら、例のパン屋でくるみパンとくるみチーズを買ってきた。冷凍庫にしまってある。

10月3日(日)  

 リンガーハット(どうも店の名前を長崎ちゃんぽんと思いこんでいる)に牡蠣(海鮮ちゃんぽんかき)の幟。近所のスーパーには、「本日、牡蠣今季初入荷です」という札。今年の牡蠣はどうなのかな。去年、煉瓦亭のおじさんが、「今年(去年のこと)は暖かいから……」と言っていたのを思い出す。

10月4日(月)  

 なんだか雨が多い月曜日。今週もバスと電車を乗り継いで太極拳。
 帰ってきて、隣の空き地にトマトが生えているのに気がついた。ミニトマトではないので、家の種が飛んだものではなさそう。もしかして、ゴミの中のトマトの種が発芽したとか。ゴミ収集場所のすぐわきなので、可能性はある。

10月5日(火) 

 おやつ。煮りんご(むかしはりんごジャムって呼んでたっけ)をタルト(キブラーのパイクラストシェルタルト)に載せて食べる。煮りんごはりんごだけだし、タルトもいちおう全粒粉入り、ということで、心理的には罪悪感のひじょ〜に少ない、いいおやつです。調子に乗って食べ過ぎなければ。
 夕食。玄米を炊く。残りわずか3合ちょい。買う予定ではいるのだが、Oisix(おいしっくす)で新米が出るくらいまで何とかなるだろうと思っていた。さいきんはまとめて4合炊いて、ふたりで4回分。今日食べるから残りは3日分。月曜日に玄米が届くとしてもその日はすぐ炊けないので、月曜日の分は残しておきたい。でも足りない。しかも3合(それでも昔は3合でやってたというのが信じられない)。そこで、もらった鳴門金時を混ぜてさつま芋ご飯にした。さつま芋に罪はないが、ご飯に入れると、なぜか侘びしい。
 おかずは栗と里芋の餡かけ醤油風味。これでさつま芋ご飯を食べながら「貧しくても強く生きてゆこうね」、なんて言って喜んでいるのである。

10月6日(水) 

 キブラーのパイクラストシェルタルトはくずれやすくてちょっと扱いづらい。うちで食べるのにわざわざタルトの形をしていなくてもよいので、同じキブラーのグラハムクラッカー(ハニー)を買ってきました。煮りんごをテロッと載せて食べています。
 さつま芋とごぼう、これを一緒にして何かを作ろうとした。ポテトやカボチャのサラダをなんとなくイメージしていたのだけれど、曖昧なまま手をつけたので、ただなんとなくさつま芋とごぼうが混ざっていますが、一緒にいる意味あるのかしら〜という感じ。たまにはこういうこともあるわな。

10月7日(木) 

 用賀から世田谷美術館まで歩いて「沙漠の王国 ヨルダン展」。女性の民族衣装は丈がとても長くて、説明によると、身長に合わせて足元で折り返し、腰でベルトを締めるとか。きものはさきに腰で丈を決めるけれど、似ているなぁと思った。ミュージアムショップにあった素敵なブルーのガラス製食器にため息をつく。なんというメーカーだったかな。現在のヨルダン・ハシェミット王国元首はオットと同い年だそうだ。

 次にめざすのは三軒茶屋。空腹で、歩いて用賀まで行くのも気が遠くなりそう。用賀までバス、もしくは三茶行きのバスは……栄養が頭に回らずに思考が停止。オットの言うがままに用賀まで歩いて戻る。お腹が空いたといいながら、後のことも考え軽くトーストで済ませ、三軒茶屋のキャロットタワーの展望テラスへ昇る。世田谷線の線路や、遠くには横浜のランドマークタワーが見える。
 「散歩の達人」に載っていたおいしそうなパン屋さんを見つけがら、世田谷線に沿って歩く。ずっと一本道ではないので、何度か踏切をわたってクネクネとつかず離れず。そして松陰神社前駅ちかくの『ビリケンカフェ』へ。オットははちみつジンジャーティー、亭主はケーキセット(ベイクドクリームケーキ、コーヒー)でケーキは半分こ。店の人に断ってカウンターのビリケンさんといっしょに写真を撮らせてもらい、テーブルの上のカップに入った「ビリくじ」を引く。二人とも「ハッピー」。
 ここで夕食会議。なんとなくご飯が食べたい。和食の店を開拓をしようということになる。これまで和食というと居酒屋風のところ(ニユートーキヨー系とか)しか知らないが、新しくなったルミネ新宿のレストランフロアにあったような気がしたのでなんとなく期待する。

 松陰神社前には世田谷区役所や区民会館があり、昔住んでいた所のいちおう生活圏内だったので、記憶をたよりに梅ヶ丘まで歩き、アパートやら馴染みの店の無事を見届けてから新宿へ。

 新宿ルミネ1。デパートのレストランフロアでも一日中営業しているわけではない模様。目当ての店も準備中につき、メニューすら出ていないので、様子がさっぱりわからず。そこで、こちらも近年リニューアルして雰囲気の変わったマイシティへ行ってみる。先日は何のかんのとのたもうたが、和食系の、しかも落ちついた店がたくさん入っている。そのときの興味の対象によって、印象はずいぶんとちがうものである。オイスターバーもあるし(でも料理は和食ではないみたい)、和食の店で牡蠣の豊富なお店もある。いやぁ、今日は牡蠣を食べる心とお腹の準備をしていなかった。そこへ『彩箸』という店に土鍋で炊く栗ご飯を見つけて入った。

 お通しに蕪の冷製スープが出る。鮪とアボガドタルタル仕立て、京芋揚げ出し菊花餡、有機キャベツ蒸し焼き、鹿児島産黒豚角煮、合鴨ロース西京焼き、オットにはビール……ご飯ができるのに時間がかかるというので、少しずつ、しかもゆっくりと食べる。京芋揚げ出しは、揚げた里芋に菊の花入りの透明な餡がかかっていて、日本酒の味がした。甘味の効いた料理にはどれもだいたいお酒っぽい味がする。はじめはとまどったけれどおいしかった。
 だいぶ時間がかかったのか、お店の人が恐縮しながら土鍋とおみそ汁を運んで来た。蓋を開けて中を見せてくれてから、混ぜて、よそってくれる。栗、さつま芋(!)、ブロッコリーが入っている。公平によそうには技術がいる。栗はもちろん甘露煮ではない。お米はつやがあっておいしい。家で作る芋ご飯とちがって、さつま芋が入っていてもどことなく品が漂う。そして天井と壁に鏡があるので、ほかのお客が食べているものがよく見える。

 ここは何と「ニユートーキヨー」系であった。さいきん贅沢をおぼえてしまったためか、『旬花』も『旬・さがみ』も『ミュンヘン』もご無沙汰だった。いつまにこんな店を。

10月8日(金) 

 お昼は茄子のアラビアータ(スパゲティ)。おやつはいつもの煮りんごタルト。

10月9日(土) 

 台風にもめげず、バレエのレッスン。こういう時の方がかえってやる気が出るのかも。いったん家を出てしまえば。
外を歩いているときはそれほどひどく降られなかった。レッスンの始まるまぎわに来た人がみなびしょぬれで、レッスン中がいちばん雨も風も強かったらしい。
 帰る頃にはすっかりやんで、安心して電車に乗ろうとしたら、中央線は立川より先の運転を中止しているとのこと。知ったのは改札に入ってから。立川で、八高線が動いていることを確認し、青梅線拝島経由で八高線に乗り継いで帰る。慣れない電車なので拝島の手前で降りてしまったりなんぞして。
 ご飯を食べそこねてコンビニでおにぎりを買って帰宅。

10月10日(日) 

 今日もお稽古。しかしきのうの台風騒ぎで一気に気が抜けて、調子はいまいち。
 さつま芋ご飯をあと一食残すのみとなった今日、明日に残しておくために、夕ご飯は外で食べよう! と、オットと立川で待ち合わせ。グランデュオでとんかつを食べる。そしてポイントカードのお楽しみくじに挑戦したら、くまさんの顔が揃って30ポイント大当たり。ひとつ前の人が10ポイントあてていただけに、あたるとは思っていなかった。これ、買い物したあとの方が確率高いのかしら。

10月11日(月) 髪を切った。

 Oisix(おいしっくす)届く。枝豆を発芽させたような発芽ビーンズと、かぼちゃまるまる1個、玄米(新米)などを追加注文していた。
 次にお米を買うのは新米が出てから、と構えていたら、お米が足りなくなってやりくりが大変だった。今日食べる分を残しておくためにきのうは外でご飯を食べたりして。

10月12日(火)
《今日読んだ本》
『べんのお便り』 辧野義己(べんのよしみ)幻冬社[amazon.co.jp/bk1]

 おもしろい本でした。これだけ食べることに関心があるのなら、最後まで行く末を見守ってやらなければ、と思ってはみたものの……。
 お昼はOisix(おいしっくす)で注文した岩国れんこんを使って久しぶりの素パスタ。最近ちょっと控えめにパスタを一人100gにしていたのを、125gで堪能する。
 夜は茄子のココナッツスープ。こんどこそスープにしようと調理法を工夫してみた。茄子の色とココナッツが混ざって、紫がかった薄墨色になった。発芽ビーンズは青大豆を発芽させたもの。発芽率の高い専用の豆さえ手に入ればうちで作りたい。

10月13日(水) 

 オット、健康診断のため、ひとりで先に朝食を食べる。帰りにちょっと買い物を頼んだら、巨峰まで買ってきた。
 このまえよもだ実家からもらった鳴門金時、芽の出ていたところをほんのちょっとだけ切り取って水栽培をしてきた。葉が育ってかわいらしくなってきたので鉢に植え替える。あくまで観賞用。

10月14日(木) 

 「興福寺国宝展」のあとのお昼。
 アメ横の釜めし屋、まだ栗釜めしはあるだろうか、牡蠣釜めしはもう始まったろうか。それともそば屋の牡蠣南蛮……と悩んだが、けっきょく上野公園で幻の豚まん&缶コーヒーとお茶で手を打った。

 夕食『ナイルレストラン』で。煉瓦亭の前を通りかかったら、おじさんが営業中の札を出しているところだった。わたしたち、今日はまだ牡蠣という気分ではないのかもしれない。
 だいぶ辛さに強くなったような気がして、さいきんよくナイルレストランのムルギランチを今食べたらどうだろう、と話題にするようになった。初めて食べたときは、本当に辛かった。辛くて味もよくわからなかった。いつかまた出なおして来ようと思い、4年が経った。
 ナイルさん、4年前と同じようにメニューを持ってきて「これうちの定番」とムルギランチを示す。以前は何を頼もうとしてもムルギランチしか食べさせてくれないんじゃないかと思ったものだった。おまかせセットにムルギランチも入っているというので、おまかせセットを頼む。「飲み物はとりあえず水でいいね〜」とメニューを取り上げようとするナイルさんを制してパブギネスとラッシーを追加。
 あとから来た他のお客さんはみんなムルギランチを頼んでいた。これだと瞬時に出てくるのだ。お店の人が鶏の骨をはずしたあとは自分でカレーとライスを混ぜて(ナイルさんが見回って混ぜていないと指導する)、まるで立ち食いそば屋のような勢いで食べて去ってゆく。この辺も前に来たときと同じ。
 さて、おまかせセット。パッパル、ワダ(豆の粉で作ったコロッケのようなもの?)、チキンマサラ、パニールマッカーニ(チーズカレー)にプーリーとチャパティ。チキンマサラ、パニールマッカーニは門外漢からすると、食べ方からしていかにもインドらしいカレーという感じがする。そこへさらにムルギランチ(ご飯にカレーがたっぷりかかった日本人にはおなじみのスタイル)が出てくるので、これらはすべてカレーなのか、カレーではないのか、そもそもカレーって何なのだかよくわからなくなってきた。あまり細かいことにこだわらない方がおいしいみたい。
 いよいよムルギランチ。単品で頼んだ人たちは指導を受けて自ら混ぜて食べていたが、これはコースのサービスなのか、ていねいに混ぜてくれた。おそるおそる口にする。びっくり! 辛くない。いや、刺激はよく感じているけれど、それとは別にちゃんと味もわかる。少しは成長したのかな。オヨヨ。

10月15日(金)

 がんばれ〜(ベランダの気まぐれ参照)。

10月16日(土) 外食はつづくよ……

 亭主、夕食は日野のイタリアンで1260円コース。サラダ、パスタ(アラビアータ)、コーヒー。
 外で夕食を食べる、お酒を飲まない、しかもひとりで、という状況で、値段や栄養といった条件で納得するというのはむずかしいですね。たまにならいいけれど。

10月17日(日) パレアナ20周年

 知り合いのパーティーで、スタッフということで、きものを着て受付係をする。
 ほんとうは、パーティーのゲストの演奏を生で聞きたかったのと、きものを着る機会が欲しかったというわけで、頼みこんで参加させてもらった。実質上お客さんであった。
 お昼はビュッフェ形式のホテルのパーティーらしいメニュー。お料理をお皿に取るのはオットの係。ささやくと希望のものを取ってきてくれる。きもので食べにくそうなものはスパゲティくらい。料理の名前をメモできなかったのが残念。
 夕方は4時ごろから、時間を早めての2次会。主催者の方がゲストとスタッフをねぎらってくださった。数のうちに入っているとは知らず恐縮したが(ちょっとだけ)、吉祥のお魚料理のおいしいお店で盛りあがる。鮭とイクラの親子煮とでもいうのでしょうか、絶品でした。
 帰って脱いだきもの、アイロンだけはかけた。

10月18日(月) けなげなベランダトマト、収穫されても忘れられ、今日やっと食べてもらえました。

 さすがにちょっとお疲れモード。もうろうとしながら太極拳へ。
 お昼は軽く、のつもりで、スコーンとシナモントースト。亭主(わたしです)も珍しくコーヒーではなく紅茶。生クリームやハチミツをしっかりつけて食べたので、思ったほど「軽く」、でもなかった。もともとかかって出されたならともかく、自分でつけて食べてるんだからねぇ。
 帰宅後、そそくさときものの汚れをチェックし、気やすめに袖など拭いてみたりして、これ以上さわるとかえって汚しそうだし精神衛生上よろしくないのでたたんでしまった。
 今日はOisix(おいしっくす)の日。しかし先週は外食続きだったので残り物のお片づけ。まだかぼちゃも丸ごと残ってる。

10月19日(火) 

 まずは14日の追加。記録を読んだオットが、あれナイルさんじゃないんじゃない? という。ほら、ナイルさんは……と「ナイルさんのカレー天国!!」を出してみせる。んんん……違いのわからないワタシ。「ナイルさん、あんなに太ってなかったし」(本を出したあと太ったかも)、「ナイルさん、もっと日本語うまいでしょ、日本で生まれて育ったっていうんだから」(そうだっけ。先日のオジサンもダジャレはうまかったナ)、てなわけで、10月14日の夜、ナイルレストランを切り盛りしていたインドの紳士は謎のインド人です。

 スパゲティを茹でるお湯に塩を入れようとしたら、塩が少ししか残っていなかった。味つけ用の塩はもったいない。ダイエットと称してパスタの量も少なめだし、水の量を減らして沸かした。まったく問題なし。水は少なくていいわ、早く沸騰するは、塩も少なくていいわのいいことづくめ。でも明日買ってこないとお昼にスパゲティが食べられません。

10月20日(水) 

 蓮根。薄く切ってカリッとブレイズして食べる蓮根の素パスタはもはや定番なのだけれど、今日はなんだか粘り気を強調したい。モソモソした食感を味わいたい。そこで、まず蓮根(岩国れんこん)を蒸してからおろしにかける。大和芋並の粘り気。おろすのは半分くらいにして、残りは包丁で細かく刻む。あとは熱したフライパンですでに熱したオリーブオイル、にんにく、唐辛子の中に入れ、パスタの茹で汁を加える。
 クリームソースのように、パスタに蓮根がからんでとてもおいしいです。
 塩は、オットが健康診断の結果を聞きに行ったついで(台風の中、塩を買いに行くのに診断結果をいい訳にしたのか?)に買ってきてくれましたんです。

10月21日(木) 

 台風一過、という天気ではないけれど、ひとまず雨はやんだ。
 今日はのんびり出かけて、新宿に着いたらまずお昼。『BERG』でオットはマイスターハム&ケーゼサンドとカフェオレ、亭主はジャーマンブランチ(ホットコーヒー付き)を食べる。わたしたちのお腹にはやや少なめだが、おいしい。家のコーヒーがなくなったので、ベルグブレンド(豆)を買ってみる。
 映画の時間までまだ間がある。ちょっと早すぎたかな、お昼。でも映画が終わったらおやつの時間だものね。チケット屋で今日観る映画のチケットをさがすがない。あちこちフラフラ〜と歩きながら映画館へ。「ディープ・ブルー」を観る。
 硬いパンかどっしり系のケーキが食べたい、と思ってもそうかんたんには思いつかず、伊勢丹の『エディアール』でかた〜いパンを買って屋上へ。お気に入りのコーナーは工事中で入れない。自販機でカップのコーヒーを買って、ベンチでおやつ。安上がりでしかもお腹は大満足。
 ふたたび歩きまわって買い物をすませ、夕食は『とんかつ和幸』にて、今季初のカキフライ。牡蠣は毎度おなじみの味で、やはりおいしい。カキフライを頼んでいる人も多いような気がする。さあ、今年も始まるぞ。
 そして夜は中野で友人の芝居を観る。帰り、電車(中央線下り)が吉祥寺を過ぎたあたりで、荻窪で上り電車に事故があったとのアナウンス。まさに荻窪を通過した直後らしい。下りも運転を見合わせる可能性があると言われた。とりあえず下車駅までダイヤ通りに走ってくれた。

10月22日(金) 

 かぼちゃ、とくになにもせず、薄切りにしてパスタの具に。この力の抜け具合がよかったのか、おいしかった。
 久しぶりに自分の掲示板をのぞいたら、うれしいことに書き込みが。岩国れんこんの穴に関する貴重なご意見。ふつうの蓮根より穴がひとつ多いということは、食べられる部分が少ないってこと? 食べられない「蓮根の穴」などまったく関心がなく、あらためて自分のあさましさにあきれましたが、穴に関心を持っても、思考回路は変わってない。
 それにしても、ちょっとしたことでも書いておくと、思わぬ反響があったりして嬉しいものですね。

10月23日(土) 

 おばあちゃんの米寿のお祝いと、亡きおじいちゃん(おばあちゃんのダーリン)の没後ほぼ60年にしてお墓の改築(?)祝い、そして甥っ子(おばあちゃんにとっては曾孫)1歳のお祝い。
 こんなケースはマナーの本にも載っていません。弔事用の袋にはなんて書くのでしょう。お坊さんをお呼びしてお墓でお参りするったって、おばあちゃんはやっとおじいちゃんを近くに呼び寄せることができていつかは自分も一緒にここへ、とルンルンしているので、 おめでたいことです。
 お祝いの宴でたくさんごちそうを食べて(なに食べたっけか)、直径27センチのケーキに88本のろうそく……は無理なので1本 だけ立てておばあちゃんと甥っ子が、愛の共同作業でケーキカット(マネだけ)とろうそく消し。これを持ち帰って切る係をオットが仰せつかる。みごとなカッティングに誰もなにも言えない……。
 帰りは立川で降りて、夕食をお粥とフォーで軽く済ませてから帰宅。
 新潟の地震のことを知ったのは帰宅してから。帰りの電車はつつがなく。車で帰った甥っ子家族は地震の影響で道路がずいぶん渋滞したとか。

10月24日(日) 悲喜こもごも

 久しぶりに近所のスーパーへ行きました。
 今月、このスーパーの向かいの空き地に大型のドラッグストアができまして、品揃えがたいしてスーパーと変わらないので、我が家の生活にはあまり変化はないかなぁと思っていました。
 ところが、スーパーの中にあった薬局が店を閉め、なにやら店内は改装中。そしてレジにはリトルマーメイド開店のための人材募集の紙……。
 近所にできたばかりパン屋さんには、これをチャンスと思って頑張ってほしいものです。

10月25日(月) 

 風邪をひきかけているような。お腹も疲れている。
 こういうときはあまりひらめかないので、早く食べた方がよいものを淡々と片づける。子大豆もやしのナムル風と、大根おろしにすだちをかける。あとはご飯と常備食。

10月26日(火) 

 アワビタケ、きのこなのにお魚のような、動物性タンパク質的な味がする。これをいかして鰤大根のようなものが作れないかと思ってやってみた。
 大根を厚めの銀杏切りにして、軽く炒める。そこへアワビタケを入れ、ナンプラーとお水を加えて煮る。これだけでもおいしいけど、すだちをかけたらいっそうおいしくなりました。

10月27日(水) 

 Oisix(おいしっくす)、定期便の中身の変更・追加をする。
 SKIPの時は、追加はできても、定期便の中でほしくないものを取り消しということができなかったので、変更ができるのは便利だなぁと思う反面、選ぶものがかたよってしまいがち。パソコンのまえで悩む時間も多い。この際、自分の中でSKIP形式を採用し、来るもの拒まずの姿勢でゆこうかと考える。

10月28日(木) 

 ハロウィンは、学校の週休二日制と同じくらい馴染みが薄い。そんなお年頃です。クリスマスは当然のことながら、ごちそうとケーキを食べて、サンタさんからプレゼントがもらえ、親からは好きなものを買ってもらえる日と刷り込まれています。
 今年はご近所でもクリスマス以外にハロウィンのイルミネーションをつけている家がある。そして、どこへ行ってもかぼちゃを使ったお菓子や料理があるので、かぼちゃの好きなわたしはハロウィンのハの字を知らなくてもかぼちゃを食べる機会が増える。そしてハロウィンはかぼちゃを食べる日なのだ、と学習してしまう。

 今日はいわさきちひろ美術館へ行った後、おきまりのコースで『カリーナ』へ。あればかならず食べるパンプキンサンド。でも今日は頼んだことのないものにしようかなとメニューを見ていると、カツサンドがあった。ではカツサンドとフィッシュサンド。でもパンプキンサンドも捨てがたいので3つ頼んでしまった。それとカフェオレ。どれもパン粉まぶし系だ。つまりパンをパンではさんでいるわけね。

 池袋のサンシャインシティへ。まえに水族館へ来たときには改装中だったので、そのときもらった割引券使う。ちょうどアシカショーをやっていたので見物する。オルガンのキーをたたいているのは、実はアシカではなく、お姉さんの指のような気がする。大好きなスッポンモドキちゃんにも会った。ヘビにもさわった。屋外の改装された「Zoo-Zoo広場」には、アルダブラゾウガメもいるそうなのだが、今日は出ていない。

 休憩は『ラ・メゾン・アンソレーユ・ターブル』で。立川でもときどき太極拳のあとのお昼に入っている。オットは焼きリンゴとスイートポテトのタルトとアールグレイ、亭主は今月のタルト(かぼちゃとりんごのハロウィンタルト)とブレンド。ここでもかぼちゃ。そして来年のカレンダーを買ったり、手帳を覗いたり、池袋のレストラン事情を偵察したりしながら夕食会議。

 夜は『ベリーニカフェ』へ。八王子のではなく、新宿の。ベリーニの今月のテーマはベネチア料理だそうで、リゾットが30種類もある。そこで見つけたのが「さつまいもとちりめんキャベツ(さつまいも&ちりめん&キャベツかと思っていた)のリゾット」と「かぼちゃのミルクリゾット」。これをふたつとも、というのは恥ずかしいような気がして、今日はかぼちゃは食べたことだし、さつまいものリゾットと、もう一品他のリゾットにしようと思ったら、今日はさつまいもとちりめんキャベツの材料がないと言われてしまい、やはりかぼちゃのミルクリゾットを食べることになった。

 デザートもどうやらかぼちゃづくしらしい。八王子店ならここで食後のコーヒー、というところだが、慣れないところは落ちつかないので、場所を変え『らんぶる』へ。ここでパンプキンケーキをねらっていたのだが、売り切れだった。ハロウィン効果か。それともカミサマがかぼちゃの食べ過ぎを警告していたのか。

『とんかつ三太』に「カキフライ始めましたの貼り紙」を見る。今日は満月。お腹は満足。

10月29日(金) CLIE TJ25入院。

 いい天気だ。シーツを洗い、冬用の布団を干し、洗濯機を3回まわす。せわしないなぁ、こんな日はのんびりひなたぼっこして本を読むのに最高なんだけど、と思う。でも、災害に遭って避難している人のことを考えれば、こんな陽気に家でいっぱい洗濯ができてお布団を干せるのは、幸せなことなんだと思い、せっせと洗濯した。
 買い物がてら、近所のパン屋をのぞいてみる。オットはくるみパンとくるみチーズを買ってきたが、おやつ系のパンのほか、小さいながらハード系のライ麦入りのパンもある。角形のパンではくるみとレーズンがそれぞれ。1個だけ残っていたセーグルノアレザンを買い、「何日にオープンしたんですか」と聞いたら、先月の29日だそうだ。今日でちょうど1ヶ月。スーパーで牡蠣(宮城県産)ときのこ(ブナシメジと足付きなめこ)を買う。
 夕食は牡蠣ときのこのオーブン焼き。水分の少ないきのこでカリッとしたオーブン焼きをイメージしていたのだが、なめこを炒めていたら、きのこスープができてしまった。たっぷりスープのシメジとなめこの中に牡蠣を浮かべてチーズを載せて、オーブンで焼く。スープのおかげで牡蠣がふっくらして、家牡蠣史上でいちばんおいしいと牡蠣料理となった。

10月30日(土) 

 昼、夜ともに外食。夜は『田吾作』でおこわを買って家で食べることにする。ちょっと目先の変わった梅としらすの入ったおこわを買う。蓮根も入っていて、どこかちらし寿司風ではあるが、あくまでおこわで、梅もどことなく甘い。

10月31日(日) 

 オットとふたりでスーパーへ買い出しに。夕食は久しぶりにタイ風カレー。メープロイのカレーペースト(パネン)を使う。
イエロー、レッド、グリーンはひと通り試したのだが、それぞれにおいしい。どれがどう、というには続けて食べるか、一度に全部作って食べてみないとわからない。ちょっと現実的でないので、作るたびに少しずつ保存しておいて、すべて集まったら食べ比べ、というのがいいかな。

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